台所（キッチン水栓）ワンホール混合栓の交換

ワンホール水栓の水漏れ。

先日、台所の水栓から水が漏れていると連絡があり点検にお伺いしました。

画像がないのですが、水が漏れている部分は、水栓の下のキャビネット（キッチンの棚の中）の中のホース部分からの水漏れでした。

台所や洗面台の混合栓というのは、上の部分と下の部分があります。

通常使用する場合は、水栓の上の部分しか見ないと思いますが、例えば洗面台の下の棚を覗くと排水管や給水管や給湯管が見えると思います。

洗面台の水栓の場合は、この給水管や給湯管（主にフレキシブルパイプを使用しています）が一体ものではなく、給水管や給湯管も外れるものが多いのですが、

台所のワンホール混合栓の場合は、給水管や給湯管、そして水とお湯が混合したものが通る管も全て一体ものになっています。分解できません。

なのでこれら一体になっている配管に問題（水漏れなど）があると、ワンホール混合栓全て一式交換することになります。

今回のお客様のお宅のキッチンワンホール混合栓は、使用してから15年ほど経過していました。

そして、水とお湯が混合されたお湯が通るホースの途中に亀裂が入り水漏れを起こしていましたので、新しいワンホール混合栓に交換する事になりました。

ワンホール混合栓にも種類がたくさんあります。

基本的には似たような感じですが、細かい違いで種類はたくさんあります。

① 浄水器付ワンホールスプレー混合栓

・スプレーというのは、シャワー付のタイプで、先端がホースのようになっていて伸びるタイプですね。よく見かるタイプです。

ホースのように伸びるので、シンクの中を洗うのに便利です。

そして、同じく先端に専用の浄水器が付いています。ただ浄水器は別で取り付ける方が多いように感じます。

② ワンホール分岐混合栓

・こちらは、食洗機用にすでに分岐口のある混合栓になるので、分岐水栓を後施工しなくてもよいタイプになっています。

据え置きの食洗機を使用するご家庭なら、このワンホール分岐混合栓を選んでもよいと思います。

③ ワンホールスプレー混合栓

・こちらが一番一般的なタイプのワンホール混合栓になると思います。先ほども書きましたが、スプレーというのは先端でシャワーやストレートなど吐出方法を設定する事ができます。

また、ホースになっているので伸ばすこともできます。

浄水器の後付けや、分岐水栓の後施工も可能です。

以上がワンホール混合栓の種類ですが、あと細かい違いとしてはサイズも少し違います。

ハンドルの高さや水栓の首の長さなど。

ワンホール混合栓を交換する場合は、そういうサイズも確認した上で選んだ方がいいですね。

当店では画像のようなワンホール混合栓の交換もしております。

交換料金は、8,000円（税込）〜となっております。8,000円〜としているのは、その台所によっては、材料が必要になる事があるからですね。

それでも、12,000円（税込）以内には収まります。

作業時間は、通常スムーズに交換できれば1時間ほどで完了しますが、たまにですがワンホール水栓本体の下側（キャビネットの中）の方の固定用のナットが錆びていることがあります。

このワンホール混合栓の固定方法はいくつかあるのですが、よくあるタイプは裏側（下側）からナットで締め付けて水栓本体を固定する方法です。

そのナットを専用工具で締め付けたり緩めたりします。

このナットが湿気や上からの水の侵入などにより、かなり錆び付いている事があります。

このナットの錆び具合で作業時間が伸びる事がありますね。

一度だけですが、このナットを外すのに1時間ほどかかったことがあります。

このナットさえ外れれば水栓本体を交換する事ができるのですが、そもそもキャビネットの中の狭い場所にナットがあるので作業がとてもしにくいんですよね。

さらに錆び付いていると、力もまとも入れられない場所なのでなかなか外れません。

当店では電気工事と水まわりの工事を承っておりますので、お気軽にご相談ください。