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一般住宅で電気が漏電した時の対処方法(石川県・富山県)

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一般住宅で電気が漏電した時の対処方法(石川県・富山県)

一般住宅で電気が漏電した時の対処方法(石川県・富山県)

2021/08/28

家の電気が漏電した時

こちらの画像は少し古い単相3線式の分電盤です

漏電ブレーカーが落ちた時、切れた時の対処方法。

まず、ご家庭に左側の画像のような分電盤が付いている場合です。(違う場合は下へスクロールして下さい)

一番左の60A(アンペア)(ご家庭によって数字は違います)のブレーカーが「契約ブレーカー」(今はこのブレーカーは無くなってきています)です。その右側の黄色と赤色のボタンが付いているのが、「漏電ブレーカー」です。右側に同じサイズのたくさん上下に並んでいるのが「安全ブレーカー」になります。(分岐ブレーカーと言ったりもします)

漏電というのは、右側のたくさん並んでいる「安全ブレーカー」、つまり回路のどれかがある部分で漏電し、漏電ブレーカーが落ちます。

ですので、漏電の場合は右側の「安全ブレーカー」は「落ちません」。漏電ブレーカーだけが落ちます。漏電を検知できるのは漏電ブレーカーだけです。

もし、「安全ブレーカー」が落ちるのでしたら、それは「漏電」ではなく、「短絡(ショート)」です。回路のどこかが何らかの原因で焼けています。「安全ブレーカー」は熱に反応して落ちます。「漏電ブレーカー」は漏電に反応して落ちます。

漏電ブレーカーが落ちると家の電気は全て停電します。漏電ブレーカーはそういう位置に付いています。

家中が全部停電は困るので、漏電している回路の「安全ブレーカー」のみをOFFにします。その手順です。

漏電が起きた時の対処ですが、

①まず漏電ブレーカーが「落ちている状態(OFF)」で右側の「安全ブレーカー」を全て落とします。(OFFにします)

②「安全ブレーカー」を全てOFFにしたら、漏電ブレーカーをONにします。

③今度は、「安全ブレーカー」を1つずつ順番にONにしていきます。

④「安全ブレーカー」を順番に上げていくと、漏電ブレーカーが落ちる時がでてきます。ある「安全ブレーカー」を上げた時に漏電ブレーカーが落ちた時、その「安全ブレーカー」の回路が漏電していることになります。

⑤漏電している回路の「安全ブレーカー」以外を全てONにします

おそらく漏電しているのは、1回路くらいだと思いますので、これで家の電気がほぼ付くはずです。ただ漏電している回路に冷蔵庫のコンセントなどがあった場合は、電気の使えるコンセントから延長コードで冷蔵庫に電気を供給してください。

あとは、私たちのような電気工事業者に連絡して、漏電部分を修理してもらうということになります。漏電部分を直さないと「安全ブレーカー」をONにできません。

いまいち手順が分からなければ、お電話でも説明できますので、お気軽にお問い合わせください。

漏電ブレーカーでもメインブレーカーでも分岐ブレーカーでも落ちる時というのは、なんの前ぶれもなく急にですよね。食器の洗い物をしていようが、シャワーを浴びていようが、お風呂に入っていようが、いきなり「バチんっ」と落ちます。

今回は、漏電ブレーカーが落ちた時の対処方法をお伝えしました。これもインターネットで調べるとすぐに分かりますね。

補足ですが、画像にあるのは「ホーム分電盤」ですね。これを配電盤と言う方もいますが、一応メーカーからの名称としては、ホーム分電盤と言います。私たちは「分電盤」と呼んでいます。

そして、この分電盤の数え方ですが、1個、2個や、1台、2台などと呼ばず、「1面、2面」と数えます。

例えば、「分電盤いくつあるの?」と聞かれたとすると、分電盤が3つあるなら「分電盤3面あるよ」とこたえます。すいません、素人の方にはどうでも良い情報ですね。

また、自家用電気工作物である「変電設備」、いわゆる「キュービクル」ですが、計器類やブレーカーや変圧器などが入っているのですが、これらも順番があります。

この画像の分電盤は、20年~30年くらい前のタイプになります。

 

家の電気が漏電した時

こちらの画像が最近の単相三線式の分電盤です

ご家庭の分電盤が左の画像のような場合。(違う場合は下へスクロールして下さい)

こちらの分電盤の場合は、一番左側にあるのが「漏電ブレーカー」になります。

漏電時の対処方法(手順)は上で説明したのと同じになります。

こちらが最近の分電盤です。上の画像の分電盤と違い、大きいブレーカーが1つしかありませんね。今は契約ブレーカーが省略されているのです。

なので、左の画像の分電盤では一番左にある大きいものが漏電ブレーカーとなります。また、幹線保護ブレーカーの役目にもなっていると思います。

また、安全ブレーカーもコンパクトブレーカーという名前になり、ブレーカーのサイズも小さくなっています。省スペースになっということですね。

昔の分電盤は、大きな家でも10回路(分岐ブレーカーの個数)も無かったでしょう。なぜなら昔は家電製品が少なかったからですよね。

今の新築の家は小さい家でも20回路はあります。

現在の電気メーターは、「スマートメーター」と言って、スマートメーターの中にリミッター(契約ブレーカーの代わり)が搭載されています。過負荷(過電流)の時は、スマートメーターで電気をストップします。

そして、数秒後自動で復帰するというものになっています。この「過負荷(電気がストップ)→自動復帰」を数回繰り返すと、自動復帰しなくなります。この場合、契約している電力会社に電話で状況を伝えて、電力会社の方から遠隔で復帰してもらうしかありません。

以前のようにブレーカーで上げ下げできれば、住んでいる人(電気を使用している人)にとっては良かったと思うんですけどね。

あまりに頻繁に過負荷(過電流、容量オーバー)が原因でブレーカーが落ちるようなら契約容量変更をする必要があります。

 

家の電気が漏電した時

こちらが、40年くらい前の単相2線式の分電盤です

ご家庭に左側の画像のような分電盤が付いている場合。

こちらは、真ん中にある赤色のボタンがあるのが漏電ブレーカーになります。

漏電した時の対処の手順は、一番上の画像で説明したのと同じになります。

現在は、一般的には単相三線式が主流ですが、昔は単相二線式だったですね。単相二線式の場合は、30A(アンペア)までとなります。小さい容量では、10Aや15A、20Aなどもあります。

現在でも古い住宅では単相2線式はありますが、昔とちがい今は電化製品もかなり増えていますので、契約容量の変更をしているご家庭は多いです。単相二線式の30Aから単相三線式の60Aなどに。

古いアパートでも、今でも単相二線式で30Aになっています。先日ですが、別件でアパートのオーナーさんと電気の動力契約の件でお話しをしていたところ、オーナーの方が所有しているアパートの容量が小さいので全部屋の契約容量を上げて欲しいと言われました。

そのアパートを見に行ってみると、確かに単相2線式の30Aになっていました。ただ間取りとしては、2部屋あるもののそんなに広くはありません。また、アパート全部屋の契約容量を格上げするとなると費用がかかります。

幹線工事から始まり、全てのお部屋の分電盤も新しく交換する必要もあります。

おそらくオーナーさんは費用のことは分からずに言っているのだろうと思いましたので、お伝えしたところ、すぐにキャンセルとなりました。

気をつけて電気製品を使用すれば、30Aでも大丈夫だろうと思ったというのもあります。

単相2線式の場合ですが、あくまで目安ですが生活する人数としては2人くらいまで、そして使用する家電製品はエアコン1台、炊飯ジャー、湯沸かし器、電子レンジ、トースター、ウォシュレットくらいでしょうか。

エアコン2台同時に運転するのは厳しいですね。

気にせず使いたいという事でしたら容量変更するしかありませんが、とりあえず大丈夫でしょう。

昔は、単相2線式の30Aで4人〜6人家族で暮らしていたんですよね。今では全然足りません。

それだけ電化製品が増えたという事ですね。

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