デザインアンテナ(平面アンテナ)の取付工事(富山県富山市)
2021/12/28
平面アンテナ取付前
富山県富山市
先日、地デジ(UHF)平面アンテナ(デザインアンテナ)の取付をしました。
こちらがアンテナ取付前で、梯子の上あたりにアンテナを取り付けます。こちらのお家は新築の一戸建てなのですが、こちらの電気工事をした電気屋さんが梯子の上あたりからアンテナケーブル(同軸ケーブル)を出せるように施工してあります。
あとは、2階の天井裏からアンテナケーブルを出すだけになっていますので、まずはそこからの作業になります。
今日は降雪の天気予報でしたが、そんなに積もらないだろうと思い現場に来てみるとビックリするくらいにかなり雪が積もっていました。
一瞬、今日は無理かなと思ったのですが、せっかく来たし、やれるだけやってみようと思い作業を始めました。
思うと、雪がめちゃくちゃ降る中、梯子を車の屋根に積んで走らせたのはあまり記憶にありません。
こちらのお家の旦那様が作業場所などを除雪してくれたので本当に助かりました。
2階の天井裏
富山県富山市
こちらは、2階の天井裏になります。
画像の4分配器の入力端子に、平面アンテナから来るアンテナケーブルを接続すれば完了です。
壁面のテレビコンセントで受信レベルを確認してからになりますが、もし壁面のテレビコンセントで受信レベルが低い場合は、ブースターを使用します。
とりあえず、ブースターを使用せずに接続します。
平面アンテナというのは、今までよく設置してきた八木アンテナ(細いアルミ棒で構成されているアンテナ)よりも、受信感度の性能が落ちてしまいます。
そもそもの受信感度の性能が違うんですね。平面アンテナは受信感度が低めです。
なので、ブースターが必要になる可能性が高いのです。でも、平面アンテナを設置し、受信レベルを確認するまでは、ブースターが必要になるかは分かりません。
天井裏でアンテナケーブルを配線
富山県富山市
左手で持っているのはCD管というフレキ管で、弱電線のケーブルを保護するのによく使用されています。
またこのCD管というのは、そもそもコンクリート埋設時に使用されるフレキ管です。安価なため、弱電線を外部からのノイズや衝撃から保護するための隠蔽配線にも使用しているんですね。
でも、このCD管というのは自己消化性がないので、100Vや200Vなど電圧がかかっているケーブルを保護するためには使用できません。
100Vや200Vなど電圧がかかっているケーブルを保護するためのフレキ管には、PF管など自己消化性があるものを使用します。
自己消化性があるPF管は仮に燃えたとしても自然に消化しますが、CD管は自己消化性がないので一度燃えると消化せずにずっと燃え続けます。
そういう違いがあるんですね。
100Vや200Vなど電圧がかかっている電線は、万が一短絡(ショート)すると、発火しますので、PF管を使用する必要があります。
アンテナケーブルやLANケーブルなどの信号線は電圧がかかっていないので、短絡(ショート)したとしても何も起きないので、CD管を使用しても問題ないという事ですね。
それでも個人的には自己消化性のあるPF管を使用した方が安全かなと思います。
平面アンテナの設置
富山県富山市
2階の天井裏からCD管にアンテナケーブル(同軸ケーブル)を入れると、こちらの壁から出てくるようにCD管が配管されています。
画像にもあるように黒いケーブル(同軸ケーブル)が出てきています。
そしてレベルチェッカーを使用し、平面アンテナの向き(方角)を電波塔の方向へ向けます。
こちらは富山市なので、そのまま富山市にある電波塔へ向けます。受信レベルが最高値になるポイントで固定します。
こちらのお家は、アンテナの前が開けていて、見通しもよく電波の障害になるものが無かったので、非常に良い受信レベルでした。
これならブースターは必要ないだろうという感じでした。ただ最終的には、全部屋の壁面のテレビコンセントで受信レベルを確認してからブースターが必要かどうかを判断します。
アンテナの部分で受信レベルが良くても部屋の壁面コンセントまでいくと信号はある程度減衰します。