お湯の水圧が弱くなったときの対処方法
2021/09/28
お湯の水圧が弱い 低い時の対策 フィルター掃除
原因は減圧弁のフィルター
最近、お湯の水圧が弱くなってきたということはないでしょうか。
水の水圧は強いけど、お湯の方だけが弱いというのは、フィルターに砂やゴミが詰まっている可能性が高いです。住宅の水まわりの水栓器具にはフィルターというものが付いているものがあります。
それは器具や機器を保護したり、人の口にゴミなどが入らないようにするためです。
このフィルター掃除ですが、簡単なので業者に依頼しなくてもご自分でお掃除することができます。以前1度だけですが、「水圧が弱くなっていませんか?」とフィルターお掃除の営業電話がかかってきたことがありました。
まずフィルターの付いている部分ですが、水栓(蛇口)の先端です。こちらのフィルターがもしゴミで詰まったら、お湯だけではなく水の水圧も弱くなりますね。
左の画像(スマホでは上の画像)が台所用水栓の先端です。ここを指で左に回すとフィルターが外れます。このタイプのフィルターは、お風呂のシャワー水栓などにも付いていることもあります。
そして、お湯だけの水圧が弱いという場合ですが、給湯器の中か周辺にある「減圧弁」という部品の中にあるフィルター詰まっている可能性があります。
エコキュートであれば、貯湯タンク本体の給水口にあたる部分にフィルターが付いています。こちらエコキュートのフィルターお掃除は、また後ほど画像を付けて説明します。
とりあえず、今回は「減圧弁」のフィルター掃除の方法を紹介します。
お湯の水圧が弱い 低い時の対策 フィルター掃除
こちらが電気温水器の中にある減圧弁です
減圧弁というのはまず何かというと、給湯器の中に水を給水する前に水圧を弱くしている部品です。なぜ水圧を弱くするのかというと、給湯器の中のタンクを保護するためです。
減圧弁が付いている給湯器というのは、石油給湯器にしても電気温水器にしてもタンクのあるタイプです。今は、水道直圧に耐えられるタンクのエコキュートもあります。
石油給湯器の水道直圧タイプは、中にタンクは無く、代わりに銅管を使用して加熱しています。
現在新築で家を建てるときは、ほとんどのご家庭が水道直圧の給湯器を選ぶでしょう。エコキュートの場合は水道直圧とは言わず「パワフル高圧」や「ハイパワー給湯」とカタログにありますが、その圧力を見ると「300kpa〜500kpa」となっているので、ほぼ水道直圧と同じです。
話を逸れましたが、
画像は「屋外用」の電気温水器です。
減圧弁という部品は画像の右側の青色のパイプが接続されている部品が減圧弁です。「屋内用」の電気温水器でしたら、温水器の外に減圧弁が付いています。
石油給湯器の場合は少し違って、「屋外用」と「屋内用」のどちらも減圧弁がボイラー本体の外に付いているタイプと中に付いているタイプ(内臓型)があります。
この減圧弁のフィルターの掃除の仕方ですが、減圧弁に少し出っ張っている部分がありますが、この中にフィルターが入っているだけですので、これを取り出します。
減圧弁のフィルター掃除
減圧弁のフィルター(ストレーナー)の掃除方法
これで減圧弁のフィルター(ストレーナー)の掃除は完了です。とても簡単ですので、DIYがお好きな方はチャレンジしてみてください。
こういう簡単な作業でも、水道業者にお願い・依頼すると、5,000円〜くらいの料金はかかると思います。
この減圧弁のフィルターの外し方や掃除の仕方は、減圧弁共通ですので、石油給湯器の減圧弁も同じです。
ただ、石油給湯器の場合で減圧弁や安全弁が内臓しているタイプは、ちょっと作業はしづらいと思うので、無理にする必要はないと思います。
ボイラー本体の外に付いているタイプでしたら、今回のように簡単に作業はできると思います。
今回のような屋外用の電気温水器の場合も、減圧弁や安全弁が内臓していますが、スペースが広いのでやりやすいですね。
そしてエコキュートの場合ですが、エコキュートは減圧弁ではなく、給水口にフィルターがありますので、そこのフィルターを外し、掃除します。
近日中に電気温水器からエコキュートへの機器変更のエコキュート工事がありますので、その工事の時に写真をとって、フィルターの外し方、掃除方法をまた紹介したいと思います。