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ボイラー(石油給湯器)の灯油切れをした時のエア抜き

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ボイラー(石油給湯器)の灯油切れをした時のエア抜き

ボイラー(石油給湯器)の灯油切れをした時のエア抜き

2021/09/26

家庭用ボイラー(石油給湯器)が灯油切れした時のエア抜き

セミ貯湯式のボイラーです。エア抜き方法

オール電化や給湯器の違いのブログでも書きましたが、石油給湯器というのは灯油を燃料にしてお湯を沸かしています。

その灯油を入れておくオイルタンクがあるのですが、灯油を入れ忘れたりして灯油切れを起こすことは普通にあります。

灯油を配達してもらっているご家庭もたくさんありますが、この配達員が入れ忘れて灯油切れを起こすことも一般的にあります。

灯油を配達してもらっている場合に灯油切れを起こした場合は、その配達しているガソリンスタンドやホームセンターなどの配達員がエア抜きをしてくれますが、自分で灯油を入れている場合で灯油切れをさせた場合は自分でエア抜きをする必要がありますよね。

自分で灯油を補充している方はエア抜きの仕方も分かっていると思いますが、今回は知らない方のためにエア抜き方法を紹介します。エア抜きを素手ですると少し灯油が手に付きますがとても簡単です。

手に灯油をつけたくないという方は、ゴム手をしましょう。

まず、

①灯油が空になったオイルタンクに灯油を入れます

この時、できればオイルタンクに満タンになるまで入れてください。満タンにするほどの灯油がなくても20リットル(ポリ缶1缶分)くらいは入れたほうがいいです。

②ボイラー側(石油給湯器側)にフィルター(ストレーナー)があるので、そこのエア抜き用のネジを緩めます

この時、ネジを全部緩めて外してはいけません。エアが抜ける程度にネジを緩めます。このネジを完全に外してしまうと灯油が溢れ出てきて、灯油が出てくる圧力が強くてネジをなかなか元に戻せなくなります。

ネジを緩めると、「ブクブク」と空気が出てきますので、その「ブクブク」がなくなり、灯油しか出てこなくなったらエアが全部抜けたという事になりますので、ネジを締めます。

これで、エア抜きは完了です。ボイラー(石油給湯器)を運転しても大丈夫です。

家庭用ボイラー(石油給湯器)が灯油切れした時のエア抜き

ボイラーの前面カバーを外します。

こちらがボイラーのカバーを外した画像ですが、本体の右下から送油管がボイラー本体の中へ入っているのが分かります。

この入ってすぐのところにフィルター(ストレーナ)があり、エア抜き用のネジがあります。

家庭用ボイラー(石油給湯器)が灯油切れした時のエア抜き

ボイラー側のフィルター部分にエア抜き用のネジ

こちらがボイラー本体のエア抜き用のネジになります。

指でつまんでいるのがエア抜き用のネジです。

このネジを左に回せば緩み、エアが抜けます。決して外してはいけません。緩めるだけです。外してしまうと、灯油が溢れ出てきてネジを戻そうと思っても灯油が溢れ出る圧力でなかなか元に戻せません。

もし万が一外れてしまった場合は、オイルタンクの方のバルブを閉めましょう。

ボイラーにより、このフィルター(ストレーナー)がボイラー本体の外にあったり、ボイラーの中にあったります。外にあれば簡単なのですが、ボイラーの中にある場合は、前面のボイラーのカバーを開けてからの作業となります。

このエア抜きをする時は、ある程度の灯油が溢れ出て下にこぼれますので、不要なタオルや雑巾、またティッシュなどを用意して、下に敷いておきましょう。

周りに溢れても最後に拭き取れば問題ありません。あとは自然と乾きます。

このボイラーとオイルタンクの高さの位置関係なのですが、オイルタンクから送油する灯油は、ボイラーとオイルタンクの高低差を利用した圧力のみで送っています。ポンプなので送っている訳ではありません。

ですので、必ずボイラー本体の灯油フィルターの部分よりオイルタンクの位置の方が高くなっていますよね。

まれにご家庭により、この高さの位置(高低差)が逆転している時があります。ボイラーの位置の方が高く、オイルタンクの方が低い時があります。本当に稀ですが。

この場合に灯油切れを起こすと、オイルタンクに灯油を満タンにしても灯油がボイラー本体に流れていかないのです。

この場合どうするかというと、私の場合ですが電動工具のブロアーを使い、ボイラー本体側から灯油を吸います。そうすると、一発で灯油がボイラー本体の方へ流れます。

とりあえずエアが抜ければ良いので、これでボイラーを運転できるようになります。

 

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