業務用パッケージエアコン・室外機ファンモーター交換修理（石川県金沢市）

今年の夏のはじめくらいに、リモコンにエラーコード（エラー番号）が表示して、冷房運転していない停止しているというご連絡をいただきました。

こちらのエアコンは、東芝の業務用パッケージエアコンで20年以上使用しているエアコンになります。

点検にお伺いしてみると、最初はエラー表示せずに正常に運転できておりました。

お客様にお聞きすると、ここ最近はエラーも出ずに調子良く動いているということでした。

エラーが出ないことには点検・故障診断ができないので、ちょっと困ったのですが、しばらく様子を見ていると、エラーコードが表示されて運転停止しました。

画像にもあるように、下のリモコンにエラーコードが「P22」と表示されています。

東芝エアコンで、「P22」のエラーの内容は、室外機ファンモーターの異常停止になっています。

なので、室外機ファンモーターの交換をします。

こちらの美容室には、東芝の同機種のツイン業務用パッケージエアコンが3セット設置されていました。天井カセット形エアコン室内機が6台に、室外機が3台になります。

今年の冬にその内の1セットが冷媒回路の不具合が原因で故障した時に、修理をするにはかなりの費用がかかるという事と室外機本体カバーもかなりのサビ・腐食が進んでいたため、修理をせず、同じく東芝の新しいツイン業務用パッケージエアコンに交換させていただいたのですが、その引き取った室内機や室外機を当店の倉庫にまだ保管しておいたので、その外した室外機からファンモーターだけを移植するという修理をしました。

外した室外機は、冷媒回路の不具合はありましたが、室外機のファンモーターは故障していた訳ではなかったので、もう数年は使用できる事を期待して移植することにしました。

それであれば交換費用のみで、部品代は0円で済みます。

ファンモーター2台とも交換します。上下のファンモーターのうち、おそらくどちらかが故障しているのですが、これはセットで交換しておいた方が良いです。

1台だけ交換して、またその後すぐにもう1台も故障する可能性は普通にあり得ますので、上下2つとも交換します。

この交換作業をしていた日の気温も、34℃前後で猛暑日のレベルです。エアコンなしではいられません。特にこちらは美容室なので、真夏にエアコンがないと営業できないと思います。

またエアコンが故障して動かなくなるリスクを考えても、上下セットでファンモーターを交換する方が良いと思います。

基板からファンモーターのコネクタを抜き、プロペラを外し、ファンモーターを取り外します。

 

次に以前外した室外機に組み込まれていたファンモーターを移植します。

 

 

ファンモーターを取り付け、本体カバーを復旧する前に試運転をしてエアコンが正常に稼働するか確認をします。

 

試運転して正常に冷房運転ができたので、完了となります。

今回は新品のファンモーターではなく、部品代をうかすため中古のファンモーターを取り付けたので、とりあえず1ヶ月は様子を見ていただくことにしました。