分電盤の増設・電気工事(富山県高岡市)
2022/01/08
分電盤の増設
富山県高岡市
ご自宅の隣に事務所兼倉庫として購入した建物に電気を使えるようにしてほしいというご依頼がありました。
ご自宅の方には、画像の右側の分電盤がありました。左側の分電盤は今回の工事で増設したものになります。
隣の事務所兼倉庫で使える電気を20Aの1回路程度ではなく、一般家庭程度で使えるくらいの電気容量にしてほしいというご希望と、画像を見ても分かりますが、ご自宅側の分電盤(右側)には回路の空きがもう無かったので、分電盤の増設という形になりました。
増設した分電盤(リミッタースペース付き)には50Aのブレーカを取付、そこから隣の事務所兼倉庫の方に電気を送ります。
ただ、こちらのご自宅の電気の契約容量は60A(6kVA)なので、隣の事務所兼倉庫でエアコンなどまともに電気を使用するようになると、60A(6kVA)だと容量不足になるかもしれません。
その時は、契約容量を上げるという事でした。
事務所・倉庫の古い分電盤
富山県高岡市
こちらがこれから事務所・倉庫になる場所の古い分電盤です。実際には分電盤というものはなく、各ブレーカをケーブルで接続して盤という形にしています。
昔の配線はこういう感じです。ちなみに画像は、左側部分が電灯で、右側部分が動力になります。現在は、電灯の契約も動力の契約も廃止しています。
とりあえず動力を使用する予定はないとの事なので、電灯の電気を使えるようにします。
そして、こちらのブレーカ類はもう古いので、今回は新しい分電盤を取り付けます。
余談ですが、内装もこれからリノベーションをして古民家風の少しオシャレなオフィスにするとの事でした。
とりあえず、電気と水道がないと何もできないので、まずは電気工事と水道工事という事ですね。
事務所・倉庫側の電気工事完了
富山県高岡市
こちらも最後に電圧の確認と短絡していないかの確認をして完了となります。
こちらの事務所・倉庫の建物は、以前は住居兼工場(作業場)として使われていたという事でした。
なので、電気のメーターも付いていますし、電力会社さんへ電気の契約をし直せば電気を使えるようになる状態なのですが、契約すると基本料金がかかります。
自宅側と事務所・倉庫側で2つ基本料金がかかるのは少し無駄な感じがしますね。
それならという事で、今回の電気工事になりました。
また、元々住居兼工場(作業場)として使用されていた時の契約の容量が小さく、単相2線式の30Aという契約だったので、それだと200Vの電気製品が使用できないですし、容量ももう少し大きくしたいという事もありました。
今回新しく取り付けた分電盤の幹線保護ブレーカは60A(12kVA)ですので、とりあえず十分だと思います。
ただ、ご自宅側の契約容量が60A(6kVA)なので、今後は容量不足になる可能性はあります。
当店では、電気容量不足による電気契約容量の変更工事などもしておりますので、もし契約ブレーカ(アンペアブレーカ)などがよく落ちる(切れる・OFFになる)などで、お困り事がございましたら、お気軽にご相談ください。
必要であれば、クランプメータ(電流値を計測する機器)で1週間〜2週間のご自宅の電流値の記録をとらしてもらい、その電流値のデータをお客様と当店とで確認してから適切な契約容量をご提案することも可能です。
お気軽にご相談くださいませ。