水道や排水の水漏れ・修理
2021/12/07
洗濯機排水口からの下水の匂い 嫌な匂い 水溢れる
石川県 富山県に対応します
全自動洗濯機の排水口のご相談。
たまにですが全自動洗濯機の排水口に関してのご相談があります。
以前にあるお客様から洗濯機の排水の件であったご相談が、洗濯機を使用していると洗濯機の中から下水の匂いが上がってくるというものでした。
下水の匂いが上がってくるという場合は、洗濯機を使用している・していないに関わらず下水の匂いが上がってきます。
それで、家の中にある洗濯機を屋根のある車庫に移動して、一時期の間はその車庫で洗濯をされていたようです。
家の中の洗濯機の排水口は撤去して、完全に塞いでありました。大工さんに塞いでもらったと言っていました。
下水の匂いが上がってくる理由は、排水管にトラップがないからですよね。こちらのお家は新しくはありませんが、それほど古くもありません。
家の新しい・古いに関係はなく排水管には必ずトラップはつけますけど、なぜこちらのお家の洗濯機用の排水口にトラップをつけなかったのか不思議でした。
そして、こちらのお客様が車庫では洗濯がしにくいので、やっぱり家の中の元の洗濯機のあった場所に洗濯機を戻したいという事でした。でも下水の匂いは嫌だという事でした。
お客様に、下水の匂いが上がってくる理由を説明して、画像の排水口を取り付ける工事をすることになりました。
画像の洗濯機用の排水口は、見えない床下の部分にトラップがあります。そしてこのトラップにもサイズがあるのですが、50と65です。
50が細く、 65が太い排水トラップになります。当店で工事をする場合は太い65の方の排水口を使用します。(床上の出ている部分(画像の部分)のサイズは変わず、床下部分の配管サイズが変わるだけです)
太い65の方の排水トラップを使用する理由は、
洗濯機は洗剤を使用するので泡が出ますよね。この泡が出るのは仕方がないのですが、この泡が排水のスピードを落とします。
なので、単純に太い65の方が洗濯機の排水スピードが早いんですね。ただ細い50の方と比べてどれほど差があるのかは分かりませんが、太い排水トラップの方が流れやすいのは確かです。トラップ自体が水が流れにくい構造になっていますからね。
話を戻しまして、写真はありませんが施工は完了しました。
この排水口を施工するときは、床下の配管も切断したり加工する必要があるので、本当は近くに床下点検口があれば、そこから床下へもぐり排水管を加工できると仕事がしやすいです。
床下点検口がない場合は、床に開けた小さい穴から手や腕を入れて、床下の排水管を加工する事もできるのですが、これがかなりやりにくいですね。
今回は床下点検口がなかったので、床上から穴に腕を入れて排水管を加工しました。少し時間はかかりましたが、施工は完了して洗濯機を使えるようになりました。
全自動洗濯機の給水用の水栓の位置も少し変えたので、作業は3時間くらいかかりました。
これで、下水の匂いも上がってきません。
全自動洗濯機の防水パン
洗濯パンや防水パン
洗濯機の排水口には、画像のように「洗濯パン」や「防水パン」と呼ばれるものもありますが、私個人的には「洗濯パン」や「防水パン」はあまり好きではないですね
「洗濯パン」や「防水パン」は、ホコリや細かいゴミなどが溜まりやすいんですよね。
新しいうちは良いのですが、数年経つとだいたい汚れてきます。そしてこの「洗濯パン」や「防水パン」の中に洗濯機が入ると掃除もできないので、どんどん汚れていきます。
掃除するときは、洗濯機を一度撤去する必要があります。
また、「洗濯パン」や「防水パン」の排水口はオープンになっているので、排水された水も溢れやすいです。
なので私は上の画像の排水口を選んでしまいます。
ただ、上の画像の排水口も「洗濯パン」や「防水パン」の排水口もトラップがあるのですが、トラップはゴミが溜まることがあります。
そのトラップのゴミを掃除しやすいのは、「洗濯パン」や「防水パン」の排水口かもしれません。
どちらもメリットとデメリットがあるような感じですが、私は上の画像のような床に直接取り付ける排水口が好みですし、私の家の洗濯機の排水口は上の画像のタイプです。
ただ多く見かけるのは「洗濯パン」や「防水パン」ですね。
もし、「洗濯パン」や「防水パン」から上の画像のような床に直接取り付けるタイプの排水口に変えたいというご希望がありましたら、「洗濯パン」や「防水パン」を撤去し、排水口の変更工事はできますので、お気軽にご相談ください。