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リビング・シーリングファン照明の取り付け(石川県七尾市)

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リビング・シーリングファン照明の取り付け(石川県七尾市)

リビング・シーリングファン照明の取り付け(石川県七尾市)

2021/11/03

傾斜天井シーリングファンライト(照明)の取り付け

傾斜天井シーリングファン器具取付の下見

先日、リビングの傾斜天井にシーリングファンライトの取り付けの相談がありました。

シーリングファンを取り付けたい理由は、

やはり天井が高い(一番高い部分で約3500mm)ので暖房時は暖かい空気が上の方に滞留するので、下の方がいまいち暖かくならない。

またこちらのリビングには200Vのエアコンは付いているのですが、エアコン自体も少々高めに取り付けてあります。

エアコン室内機には室温を測定しているサーミスタがあります。エアコンを高めに取り付けると、滞留している暖かい空気を感知しやすくなるので、リモコンで設定温度を上げてもエアコン自体が設定温度に近い温度に達している判断すると、暖房運転も弱くなってしまいます。

というような理由でシーリングファンを取り付けたいという事でした。

画像は下見の時ではなく、下見から後日経過しての取り付け作業中になります。取り付け前にまず下見に伺いました。

天井の傾斜角度は約21度、お客様の方で計測されました。私も角度を計測できるアプリで確認すると、20度〜22度くらいでした。

かなり見やすい精度の高い角度計測アプリがあります。本当に使いやすいのでおすすめです。

そして傾斜天井だけあって、天井高さも十分にあります。お客様が希望する取り付けポイントの天井高さで3300mmありますので問題ありません。

シーリングファンの羽根の直径は最終的に900mmのシーリングファンになりました。今回はシーリングファンライトなのでファンの下には適合する専用の照明を取り付けます。

傾斜天井なので、延長パイプを使用します。今回は、お客様はできるだけ上の方に取り付けたいという事で長さ300mmの延長パイプを選択しました。

カタログ上でも、最短で300mmの延長パイプなので、今回のシーリングファンライトはそれ以上上に取り付けることはできませんでした。

下見をした結果、取り付けるポイントに天井下地もありますし、シーリングファンライトの取り付け自体はできるのですが、新規で取り付けるので電源・スイッチ配線が必要になります。

こちらは築4年の新しい一戸建て住宅になるのですが、リビングにはダウンライトが4個付いていたり、ウォールウォッシャーの間接照明も付いていたりします。

シーリングファンライトを単独で電源・スイッチの配線をしたくても天井裏に行くことができないので隠蔽配線ができません。

ただ、お客様としては露出配線はしたくないという事でしたので、そばにあるダウンライトと一緒にする事になりました。

ダウンライトのスイッチ結線の部分にシーリングファンライトのケーブルを追加して、結線し直します。

なので、ダウンライトの点灯と一緒にシーリングファンライトの羽根が動く・点灯するという感じになります。

レーザーで取り付けポイントを決めます

取り付けポイントと下地探し

こちらの画像では少し分かりづらいですが、レーザーを使ってシーリングファンライトの取り付けポイントを決めています。

お客様の希望としては、ダウンライトの真ん中の延長線という事でした。そこがだいたいリングの間取りの真ん中になります。

そしてできるだ天井の高い位置がご希望でした。ただある程度は壁からファンを離す必要があります。(施工説明書では、ファンの羽根先端と壁との離隔距離が50cmになっていました)

お客様と相談しながら取り付けポイントが確定したら、次にその決めた取り付けポイントの近くの天井下地を探します。画像の青いテープが貼ってある部分に下地があります。あと、見づらいですが、レーザーの部分にも下地が入っています。

下地が入っている位置は、下見の時にある程度確認しています。

この十字の天井下地にシーリングファンライトを取り付けます。なので、最初に決めた取り付けポイントより数センチずれる事になりますが、これは仕方がないですね。

今回のシーリングファンライトでも、重さ(重量)が全部で6kg〜7kgくらいありますので、しっかり天井下地に取り付ける必要がありますね。

取り付け位置が確定したら、そこの天井にケーブル1本分の穴を開け、ケーブルを隠蔽配線して、ダウンライトのスイッチ結線に追加します。

こういう傾斜天井は、屋根の形がそのまま天井になっていますので、天井裏の隙間がほとんどありません。さらに断熱材も入っているので後からケーブルを通そうと思っても通しづらいです。

スイッチ結線が終わったらダウンライトを元に戻して、シーリングファンライトの部分には引掛シーリングを取り付けます。

使用したレーザーです

照明設備工事に使用しているレーザー

こちらが照明設備の工事等で使用しているレーザーです。コンパクトでとても使いやすいレーザーマーカーです。

十文字にレーザーが出るので、垂直・水平どちらもいけます。本体自体はコンパクトで小さい製品ですが、値段はそれなりにしますね。

今回のように傾斜天井に対してシーリングファンライトの取り付けポイントを決めたり、天井下地の位置を墨出しするのには、本当に便利です。

お客様と一緒にレーザーの光(レーザー光を直接見る訳ではありません)を見ながら、取り付けポイントを決められますし、下地の位置もマーキングして、取り付け場所を決定する際にもお客様と一緒にしっかりと確認することができます。

シーリングファンモーター

モーター部分の取り付け

引掛シーリングを取り付けたら、シーリングファンライトを取り付けるためのアタッチメントを先ほどの十字の天井下地に付属のビスでしっかりと取り付けます。

そこまで終わったら、シーリングファンライトの組み立てをします。

今回は傾斜天井なので、元々付いていた短いパイプは使用できないので長さ300mmの延長パイプに交換します。

延長パイプを交換し終わったら、それを天井のアタッチメントに付属のネジ4本で固定します。

それが画像の状態です。

傾斜天井にシーリングファンモーターを吊り下げる

シーリングファン取り付け作業中

延長パイプまで交換したら、天井に吊り下げます。

 

シーリングファンライトの羽根の取り付け

羽根の取り付け作業

次に羽根を1枚ずつ取り付けます。羽根は本体に付いているネジで取り付けます。

傾斜天井にシーリングファンライトの取り付け

羽根の取り付け完了

羽根の取り付けまで終わりました。これ以降の写真を撮り忘れました。

あとは、画像の状態のシーリングファンに適合する専用の照明器具を取り付けて、配線接続して、最後にリモコン受信部を取り付けて、カバーを取り付け完成です。

全ての部品の取り付けが終わったら、水平器で垂直を確認します。

そして、シーリングファンの試運転と照明器具の点灯を確認します。

シーリングファンライトは、付属のリモコンでファンの運転・照明のON/OFFの操作をします。

あまり、シーリングファンライトを取り付ける機会がないのですが、今回久しぶりに取り付けてみて、いいものだなと感じました。

画像なので動いているところは分からないですが、照明が点灯している画像でもあれば雰囲気が伝わったと思うのですが、リビングの雰囲気が変わります。

お客様は「リゾート感が出た」とおっしゃっていました。

こちらのお宅は、お若い旦那様と奥様なのですが、「いいね!」とご満足の様子でした。

シーリングファンライト(もしくはシーリングファン)は、一般的には天井が高めの空間に取り付けるので、一戸建て住宅ではあまり取り付けないと思うのですが、実際に見ると取り付けたくなってきますね。

傾斜天井にシーリングファンライト、空間の雰囲気も良くなるし空気も循環するし、とても良い組み合わせです。シーリングファンだけでもいいですけどね。

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