動物(ペット)を飼っている部屋のエアコンの注意点
2021/11/11
動物を飼っている部屋のエアコンのお手入れ
動物(ペット)とエアコン
以前ですが、エアコンからあまり風が出てこないというお問い合わせでお客様のお部屋(マンション)へお伺いしました。
電話でのお話で、真夏の時期に冷房運転が停止するという症状なので、それは何かしらのエラー、故障だろうと思いました。
そして伺ってみて、エアコンを運転してみるととりあえず冷房運転はします。
ただ、出てくる風は確かに弱く感じます。その時は、冷房運転が停止することはなく、ずっと正常運転していました。
ただ、出てくる風が弱く感じるのは確かです。
この理由ですが、エアコンの風が出てくる吹き出し口を覗き込んで見るとクロスフローファンに絡まっているホコリが確認できるのですが、このホコリが原因の可能性があります。
そして、こちらのマンションのお部屋には3匹の猫がいました。
ペットなどの動物を飼っている部屋に、ペットのためにエアコンをずっと運転しているご家庭があると思います。
私も今までいくつも見てきましたが、猫・犬・うさぎなど、猫にしても犬にしてもだいたい小さい動物が多いですね。
ペットのためにエアコンを運転するというのは必要だと思います。特に夏の冷房は必須ですね。
私も以前は猫を飼っていたので分かるのですが、やはり動物は毛がかなり抜けますよね。その空中に舞った毛をエアコンが吸います。(エアコンが運転していれば)
そのエアコンが吸った毛がフィルターや熱交換器、クロスフローファンに絡んだりするんですね。
エアコンのフィルターが詰まる分には掃除をするのは簡単なのですが、フィルターを通り越して、熱交換器やクロスフローファンに動物の毛やホコリやゴミが溜まると一般の人が掃除するのは少し難しくなってきます。
特にクロスフローファンを綺麗に掃除するには、一旦本体から外して掃除するしかないのですが、エアコンが取り付いている場所によってはちょっと外すのが難しいです。
また、自動お掃除機能があるエアコンの場合は解体から時間がかかりますね。
なので、ペットを飼っているお部屋のエアコンは、こまめにフィルターの掃除をした方が良いと思います。
とりあえず、こちらのお客様のエアコンはクロスフローファンを取り外し掃除をしてみたところ風が正常に出てくるようになりました。
こまめにフィルターを掃除していても、それとは関係なくこのクロスフローファンにホコリが溜まることはありますので、その時はクリーニング業者などに依頼して掃除をしてもらう事になります。
当店でもエアコンの分解クリーニングはしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
可愛いペット(家族)のためにもエアコンは綺麗な状態にしておいた方がいいですね。
ホームセンターなどで販売しているエアコン洗浄用スプレーですが、使い方によってはドレン排水が詰まる原因になります。
水漏れをするエアコンを点検することがあるのですが、ここ最近ですがドレン受けや排水ホースにドロッとした液体が詰まっている事がありました。
お客様に聞くと、最近エアコン洗浄をしたという共通点がありました。
それはクリーニング業者さんに洗浄してもらったり、お店で購入したエアコン洗浄スプレーでご自身でクリーニングしたりと色々ですが、何かしら洗浄剤を使用しているんですね。
はっきりとは言えないのですが、そのエアコン洗浄剤がドロッとした液体ではないかと思っています。はっきりとした原因は分からないので、なんとも言えないです。
あるお客様のエアコンを分解した時は、ドレン受けは本当に料理の「あんかけ」のような液体がドレン受け一面に張り付いていました。
またあるお客様のエアコンは、ドレンホースにドロッとした液体が詰まっていました。
ドレン受けも割と簡単に外れる構造のエアコンもありますが、ある程度分解しないと外れないドレン受けもありますので、その場合は掃除も難しくなってきます。
お店で購入できるエアコン洗浄スプレーは、使用した後に問題が無いか少し気にした方が良いかもしれませんね。
また、エアコン洗浄スプレーは使用方法をしっかり読んで正しく使用した方がいいですね。