エアコンの分解洗浄(分解クリーニング)
2021/10/05
分解クリーニングするエアコン
こちらはダイキンのうるるとさらら「うるさら」です。
こちらのエアコンですが、分解洗浄のために取り外したのではなく、故障して部品交換するために外しました。
画像は、取り外したエアコンを倉庫に持ち帰りこれから分解しようという直前の画像です。
あと、タバコのヤニでかなり汚れていたので、壁から取り外して少し分解するのなら、もう完全に分解して綺麗に洗浄しようと思いました。いわゆるオーバーホールです。
という事で、こちらのダイキン「うるさら」を綺麗に掃除します。
こちらのエアコンは2018年製でまだ3年ほどしか経過していないものになります。それで今回故障したのも少し早いですね。
分解の手順はまた違うブログ記事で紹介しようと思います。今回は、クリーニング前とクリーニング後の、「ビフォーアフター」の紹介になります。
通常は目にすることのできない部分の掃除です。
エアコンの分解クリーニング前
クリーニング前です
エアコンを真下から見た画像です。
画像では少し分かりづらいですが、かなりタバコのヤニが付いています。久しぶりにタバコのヤニがついたエアコンを見ましたが、やはりかなり汚れるものですね。
そして、本当に狭い隙間にまでこのヤニがつくんですよね。
こちらのエアコンはリビングで使用されているエアコンなのですが、普段タバコを吸われる方でも、今では家のリビングでタバコを吸う人はあまりいなくなったように感じます。
こういう風にヤニのついたエアコンを見ると、できれば換気扇の下でタバコを吸った方がいいのかなと感じます。
エアコンを運転すると風を出しますが、風を出した分周りの空気を吸うので、換気扇のようにエアコン本体に空気を取り込みます。
なのでタバコを吸うと、まともにタバコの煙を吸い込むんですよね。
最近の一戸建て住宅はリビングに24時間換気扇などが付いていたりしますが、以前の一戸建てのリビングに換気扇はあまり一般的ではなかったと思います。
こちらのお家もリビングに換気扇は付いておりません。
本体フレームの洗浄前
クリーニング前です
こちらの画像は、エアコンの分解が終わった後になります。
画像の部品が、エアコン本体の後ろ部分の本体底フレームになりますが、かなり汚れているのが分かるでしょうか。
エアコンが組み立てられた状態では目にすることができない部分です。
隠れた部分がこんなに汚れているんですよね。茶色の液体の流れた跡が付いているのがタバコのヤニの影響です。
ヤニの影響がなければ、この茶色の部分はだいたい黒色になっています。それはカビです。
本体フレームの下の方がドレン受けの部分になるのですが、このドレン受けも相当な汚れです。普通ドレン受けはこんなに汚れることはないのですが、タバコ以外で何かの影響がありそうです。
今まで見た中で一番というくらいドレン受けが汚れています。
ドレン受けの洗浄前
クリーニング前です
ドレン受けの拡大画像です。
画像だけでは分かりづらいですが、このドレン受けに「あんかけ」のような「とろっ」とした液体が付着しています。
この「とろっ」とした液体がドレン受け全体に付着しています。そのせいでドレンの排水が綺麗に乾かない状態になっています。時間が経過してもずっと濡れてますね。
このドレン受けが乾かずにずっと濡れている状態が長いと、ドレン受けの真上にある熱交換器の下の金属部分が腐食してしまいます。
腐食が進むと、冷媒ガスが漏れて熱交換器の交換修理が必要になってきます。
室内機の熱交換器の交換は、30,000円〜45,000円ほどになるので高額な修理になります。
またカビが繁殖する原因にもなりますし、エアコンを運転した時に「嫌な臭い」の原因にもなります。
こういう汚れだと、壁に設置してある状態でのエアコン洗浄で洗い流すだけのクリーニングでは取れないような気がします。
何かブラシや布で直接擦るなどしないと取れそうにないですね。
今回こちらはキレイに掃除します。
本体フレーム洗浄後
クリーニング後です
「なんてことでしょう✨」綺麗になりました。
茶色の水が流れた跡もなくなり、ドレン受けもキレイになりました。
今回分解洗浄をして、この本体フレームが一番キレイになりました。
エアコンの外装のカバーや羽根は、エアコンを壁に設置した状態でも掃除はできますが、この本体フレームは壁から取り外して分解しないとしっかり綺麗にクリーニングできません。
壁にエアコンを設置した状態で行うエアコン洗浄でも、この本体フレームはある程度キレイにはなりますが、今回のように布やブラシで擦ることはできません。
また画像のように直接汚れている部分を見ることもできないので、まずどれだけ汚れているかも分からないですし、どれだけ綺麗になったのかも見ることができないので分かりません。
また壁に設置した状態でのエアコン洗浄は布やブラシの入らない部分は噴霧器で洗浄液をかけるだけになってしまいます。
でも、このように分解クリーニングをすれば部品一点一点をブラシで汚れを擦って落とすことができ、目で見て確認することもできます。