ダイキンのルームエアコン「うるるとさらら」の分解
2021/10/07
うるさらエアコンの分解 ダイキン
ダイキンエアコン うるるとさららの分解
ルームエアコン分解 5つ目の紹介
1つ目:ダイキン ルームエアコン S25XTES=W 2020年製(新品)
2つ目:三菱 ルームエアコン MSZ-GV404S-W 2014年製(処分品)
3つ目:パナソニック ルームエアコン CS-224CJ-W 2014年製
4つ目:コロナ ルームエアコン CSH-N2211 2011年製
ダイキン ルームエアコン AN56VRP-W(うるるとさらら)の分解。
今まではスタンダードモデル(ベーシックモデル)の分解を紹介してきました。
今回はダイキンのハイグレード、上位機種のルームエアコン「うるるとさらら」、略して「うるさら」の分解を紹介します。
「うるさら」は、自動お掃除機能や加湿機能も搭載していますので、通常のスタンダードエアコンより部品点数が多くなります。そのため組み立てや分解も少し複雑になります。
今回はたまたま故障したエアコン(室内機の故障)をお預かりしたので、部品交換と分解洗浄も一緒にしたいと思います。
故障した部品は、室内機のプリント基板、そしてサーミスタになります。この2点を交換します。
あと、タバコを吸う場所で使用していたエアコンなので、ヤニがかなり付いていますので、これもできるだけ綺麗に洗浄したいと思います。
どちらかと言うと、部品交換よりも洗浄するために分解します。
こちらのお客様はお得様なので、分解洗浄は無料サービスです。
こちらの「うるさら」のエアコンですが、外すだけでも1時間以上かかりました…。
室内機を外すのに1時間以上かかっていたら赤字ですね…。
途中で加湿ホースをカットできればもっと簡単に早く外せるのですが、ジョイントを持っていないのとできればカットしない方がいいですね。
また、配管穴も通常のエアコン用の穴のサイズでしたので、室内機を外す時、なかなか抜けませんでした。1人でやっと外した感じです。
やっぱりダイキンエアコンの「うるるとさらら」は2人作業ですね。
吹出グリル水平羽根(上)
ダイキンうるるとさららの分解
この羽根が少し外しにくいです。
スタンダードモデルの場合は、どのメーカーのエアコンも羽根をグニャッと曲げて簡単に外すことができますが、高級機種の羽根は硬くてグニャッと曲がりません。
曲がらない代わりにロックレバーがあり、解除すると外れるようになっています。
画像の人差し指の奥の方にレバーがあり、そのレバーを内側にスライドさせると解除できます。
スタンダードモデルのエアコンはこの羽根を手で比較的簡単に上下させることができる(モーター(ステッピング電動機)が動く)のですが、高級機種のエアコンはステッピング電動機が固くて手ではあまり動きません。
取扱説明書にも「手で無理に動かさないでください」と注意書きがあったりするので、あまり手で動かさない方がいいですね。
そういう訳で画像のように指1本分の少しだけ開けます。
熱交換器の形状
ダイキンうるるとさららの分解
うるさらの熱交換器はこういう形をしているんですね。
この熱交換器の形はエアコンの機種により色々な形状があります。この5.6kwのうるさらの熱交換器は銅管をたくさん使っていますね。
スタンダードモデルのエアコンはこんなに銅管を使っていません。あと一番銅管を使用していないのは冷房専用のエアコンだと思います。冷房だけならそんなにたくさんの銅管やアルミフィンは必要ないということなのでしょうね。
能力の大きいエアコンや、高級機種のエアコンはこの熱交換器の銅管を多く使用しているので重くなるということですね。
室外機にしても能力の大きいエアコンや、高級機種は重たいです。
こちらのうるさらの室外機は50kg弱くらいあります。