パナソニックのルームエアコンの分解方法
2021/09/25
パナソニックのルームエアコンの分解方法
パナソニック CS-224CJ-W 2014年製のエアコンを分解します
ルームエアコン分解 3回目
1回目:ダイキン ルームエアコン S25XTES=W 2020年製(新品)
2回目:三菱 ルームエアコン MSZ-GV404S-W 2014年製(処分品)
3回目:パナソニック ルームエアコン CS-224CJ-W 2014年製
ダイキン、三菱のルームエアコンの分解に続いて、今回はパナソニックのルームエアコンの分解を紹介します。
ダイキンも三菱も今回のパナソニックも全てスタンダードモデルのエアコンの分解です。
近日中にダイキンの「うるるとさらら」いわゆる「うるさら」の自動お掃除付きのエアコンを部品交換のため分解しますので、そちらもご紹介します。
1人で分解作業をしながら作業風景を撮っていますので、写真には片手しか写っていませんが、作業しているときは両手でしています。
前面パネルの取り外し
Panasonicエアコンの分解
この前面パネルを外すときは、両サイドのツメを本体から外すのですが、普段のお手入れでも外すことがあるので、基本的に簡単に外れるようになっています。
ただ、少し外れにくいからと無理に力を入れて外さないようにしてください。
プラスチックですので、無理に外そうとするとパキンッと折れる事があります。
メーカーや機種によっては外れにくいものもありますので、ツメの部分の形状をよく確認してから外すようにしてください。
もしツメが折れると直すことはできないので、前面パネルの交換になります。
このパネルは部品代として数千円しますので、そんなに安くありませんでの、外れにくい場合は慎重に作業をしましょう。
電装部分を外す
パナソニックエアコンの分解
電装部分を外すときは、基板に繋がっている何本かのケーブル(コネクタ)を外します。必要なケーブルは全部外してください。
だいたい外すことになるケーブル(コネクタ)は、
①アース線(画像に写っていますね)
②吸込み空気用サーミスタ
③熱交換器用サーミスタ
④ファンモーターのコネクタ
⑤風向調整用のハネを動かすモーターのコネクタ
以上のケーブルは、どのメーカーのエアコンでも分解するときは外すことが多いです。
そして、気をつけて欲しいのが、画像にあるアースを外す時ですが、ラジオペンチでアース線をつまむのではなく、アース端子を摘んで外してください。
アース線をつまんで外そうとすると、端子とアース線が外れることがあります。外れてしまうとまた何かしらの方法で接続や圧着する必要がありますので、余計な仕事が増えてしまいます。
ですので、画像のアースを外すときは必ずアース端子(金属部分)をつまんで外してください。
熱交換器を外す
パナソニックエアコンの分解
すると熱交換器が外れます。
ただ、このパナソニックのエアコンの熱交換器は他のメーカーと比べると、右側のツメが外れにくく、熱交換器自体も外れにくいです。そして収めにくいです。
無理矢理外そうとしたり、収めようとしたりすると、熱交換器の銅管を曲げてしまったり、傷ついたりしますので、慎重に作業をしましょう。
ただ、最初は処分するパナソニックのエアコンで練習した方がいいですね。
当店” Czen Lighting 電工 ”(シゼン ライティング Denko)にご連絡いただければ、分解用のパナソニックのエアコンがありますので、自由に分解・作業することができますので、お気軽にお問い合わせください。
分解 オーバーフロー完了 分解クリーニング
パナソニックエアコンの分解
以上でパナソニックエアコンの分解・オーバーフローが完了です。
ここまで全て分解すると、それぞれの部品を個別でお掃除がすることができますので、隅々まで綺麗にクリーニングできます。
特に本体部分はカビがつきやすいですし、クロスフローファンもホコリなどの汚れが付いやすいです。
またこの2点の部品は分解しないと綺麗に掃除することができません。分解すれば、水でジャブジャブ洗うことができます。
当店では、エアコンが壁に付いている状態でのエアコン洗浄はしていませんが、画像のような分解してからの洗浄はしております。
一旦エアコンを取り外し、お預かりして、こちらの倉庫で分解洗浄してから再度お取り付けとなります。
もし、ご家庭で分解洗浄したいエアコンがございましたら、当店までお気軽にお問い合わせください。
エアコン分解洗浄の料金は、
1台=28,000円(税込)
2台以上まとめての場合は、1台=25,000円(税込)
になります。
組み立て完了
パナソニックエアコンの分解
組み立て完了です。
パナソニックのエアコンの分解手順としては、
①前面パネルを外す
②風向調整用の羽根を外す
③本体カバーを外す
④電装部分を外す
⑤ドレン受けを外す(ドレンホースは外しておく)
⑥熱交換器を外す
⑦クロスフローファンを外す
⑧ファンモーターを外す
以上のような感じになります。
分解する上での注意点は、ダイキンエアコンの分解のブログに書いてありますので、ご覧ください(最後の方に書いてあります)
もし、エアコンの分解に興味がありましたら、当店までご連絡いただければ倉庫で自由に分解できますので、お気軽にお問い合わせください。
次回は、ダイキンのルームエアコン、「うるるとさらら」の分解を紹介したいと思います。