水道の水漏れ・凍結などの修理・トラブルに対応します
2021/11/29
小型電気温水器の排水パイプからの水漏れ 排水部品の交換
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先日、洗面化粧台の排水パイプから水漏れすると連絡があり、お伺いしました。
こちらのお家の2階にある洗面化粧台で、キャビネットの中に小型温水器が設置されてありました。
水道直圧の給湯器なら、水圧が強いので2Fでもお湯の配管はするのですが、こちらのお家の給湯器は減圧式の給湯器を使用しているので、小型電気温水器を設置したんでしょうね。
ただ、減圧式でも洗面台で使用するくらいのお湯なら水圧は落ちますがそんなに問題ないようにも感じます。
本題ですが、画像の青い箱の上の部分が小型電気温水器に付属する部品で排水セット部分になります。
この排水セットから水が漏れています。
間違いなくこの排水部分から水がつたって下に落ちているのですが、なぜそうなるのか直接見ていても原因がはっきり分かりません。
どこかか破損している訳でもなく、取り付け不良という訳でもなさそうです。
そもそもこの排水セットはなんのための排水かというと、小型電気温水器のオバーフローの排水になります。
通常タンクのある給湯器や温水器は必ずオバーフローのドレンが設けられています。お湯が沸いた時に膨張した分を逃すためですね。
またタンクを保護するためでもあります。
なので、お湯が沸いた時には必ずこの排水セットに熱めのお湯が排水されます。
こちらの小型温水器は約17年間ずっと使用しているとの事でしたので、もしかすると暑いお湯で排水部品が少し変形してきたのかもしれないですね。
樹脂製の部品なので、熱めのお湯が長年排水される事で変形しても不思議ではありません。
というか、それぐらいしか考えられないですね。
メーカーに聞いても、はっきり分かりませんでした。メーカーが言うには、水漏れの原因は排水セット部分か安全弁という事でした。
ただ今回はおそらく安全弁は関係なさそうなので、原因は排水セット部分でしょう。
部品も現行品番としてあり、金額は定価で8,000円でしたので、交換は可能です。
ちょっとした排水部品ですが金額は割と高めですね。
浴室(ユニットバス)サーモシャワー混合栓の交換
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浴室(ユニットバス)のサーモシャワー混合栓も15年や20年以上経過すると、レバー操作が効かなくなったり、本体内部から水漏れが起きたりしてきます。
こういう場合はもう新しい混合栓に交換しても良いかと思います。
可能性は低いですが、混合栓は逆止弁が不良になることもあります。シャワーでも洗面台でも台所の水栓でも混合栓(水と湯の混合)であればほぼ必ずお湯側に逆止弁が入っています。
これはなぜかというと、現在の給湯器は水道直圧が一般的になってきていますが、20年以上前は水道直圧もありましたが、減圧弁式の給湯器の方が多かったです。
電気温水器であれば必ず減圧弁が必要になりますし、石油給湯器も減圧弁式の方で施工することが多かったです。
この減圧弁式の場合は、水の圧力とお湯の圧力に差が出ます。
水道水の水圧は地域により異なりますが、約0.3MPa(3k)〜0.5MPa(5k)で、お湯の圧力は減圧弁を通過すると、約0.8Mpaくらいまで水圧が下がります。
約2倍くらい水圧に差が出ますね。
混合栓のお湯側になぜ逆止弁が入っているかと言うと、これだけ水圧に差が出ると、混合栓の中で水とお湯が混ざる時に、水の方の水圧が強いのでお湯を押してしまうんですね。
すると、いわゆるお湯が逆流するという現象が起きてしまいます。
なのでお湯側に逆止弁を入れて、逆止弁を通過したお湯は逆流しないようし、混合栓の中でうまく水と混ざるようになるという事です。
ただ稀ですが、この混合栓の逆止弁が不良になる事があります。
逆止弁が不良になると、先ほど言ったようにお湯が逆流します。(給湯器が減圧弁式の場合)
お湯が逆流すると、どうなるかというと給湯器に付いている逃し弁(安全弁)からお湯がずっと出っぱなしになります。
ずっと出っぱなしと言っても、あくまで混合栓を使用している時だけです。
なので逆止弁が不良なっても少し気づきにくいかもしれませんが、いまいち混合栓からのお湯の出が良くないというような事があれば、この逆止弁が不良になっている可能性もありますね。
おそらく、その場合は15年以上使用している水栓だと思うので、新しい混合栓に交換ということになります。