コードリール(電気の延長コード)を使う時は全部出した方がいい
2021/09/19
コードリールのケーブルを巻いたまま使うと良くない
コードリールの使用方法
工事業者ではない一般の方も画像のようなコードリールを持っていて使用する方もいると思います。このコードリールの取り扱い・使用方法ですが、巻いたままで使わず、使うときは全部ケーブルを出してきってから使ったほうがいいというのは聞いた事があると思います。
なぜかというと、理由は巻いたまま使う(電気を通す)と「ケーブルが熱を持ち、放熱できない」からです。
元々コードリールや工事用で使用する延長コードなどは、被覆が厚めのケーブルになっていて耐熱仕様にはなっています。
ですが、コード長さが30m以上のコードリールは小さいドラムに何十周も巻いてあるので、コードとコードが幾重にも重なり合っている状態になっていますよね。
これだけ重なるとコードが放熱できず、途中で発火する可能性が出てくるという訳です。あくまで15A(アンペア)以上の電気をずっと使い続けたらですが。
そういう理由で、コードリールを使用するときは、コードを全部出しなさいとなっている訳です。電気事故などの危険防止のためですね。
小さい5W(ワット)程度の電気を使う分には、巻いたまま使っても問題はないと思います。
工事業者さんはコードリールを使うときは、電動工具に使用する場合やバッテリーを充電するときなどですね。バッテリーを充電するくらいなら巻いたままでも大丈夫だと思いますが、まともに電動工具を使用するのにコードリールを使用する場合は、全部出した方がいいです。
話は少し変わりますが、15A(アンペア)くらいのブレーカー付きのコードリールや延長ケーブル(延長コード)がありますよね。
あの商品は、使い方によっては確かに意味はありますが、15A(アンペア)は大き過ぎるように感じます。もし延長コードにブレーカーを付けるなら、12A(アンペア)など、15A(アンペア)未満にした方がいいのでは?と思います。
以前に、電気工事業者ではない建設業者さんで、たぶん外壁工事の業者さんだったと思うのですが、1次側が10Aの安全ブレーカーの回路に、15Aのブレーカー付き延長コードを使用して電動工具を使っていました。
これだと意味がありませんね。しかもその10Aのブレーカーというのはアパートの共用部分で使用しているブレーカーなので、容量オーバーで落とす(切る)とあまり良くありません。
共用部分の電源は、テレビブースターの電源としても使用しているはずなので、10Aのブレーカーが切れると、テレビも映らなくなります。
アパートの共用部分で使用しているブレーカー容量は小さいんですよね。工事業者がアパートの仕事で電気を使用するとき、その共用部分の電源を使うことになるのですが、2台同時に電動工具を使用するとすぐに落ちます。普段は10Aもあれば十分なので仕方がありませんね。
ただ電動工具も今では充電式を使用するのがほとんどなので、電源を使用する時もバッテリーを充電するくらいにはなってきました。なので、電動工具を使うのに100Vコンセントを使用することも今はあまりありません。
話は逸れましたが、コードリールを使用するときはできるだけ全部出したほうがいいですね。
コードの長さが短くていい場合は、10mの延長コードを1本や2本使用してもいいかなと思います。