6畳用ルームエアコンの取り外し 室外機2階屋根置き(石川県七尾市)
2021/08/30
6畳用エアコン取り外し 処分
取り外し前の室内機
今回は、エアコンの交換工事ではなく、不要になった壁掛けエアコンの取り外しに伺いました。こちらのエアコンは、三菱重工のおなじみビーバーエアコンです。年式は、1993年製で28年前のエアコンです。時代を感じます。
こちらのお部屋は6畳の和室で、真壁ということで壁に室内機を直接取り付けずに、タテ桟金具を使用しています。以前にもブログでお話ししましたが、和室は基本的に真壁になっています。塗壁ですね。この真壁というのは、壁の厚みが薄く、壁の中にビスが効くような下地が無い場合があります。
そういうときに、画像のような縦桟金具を使用します。これは上の木材にビスがしっかり効いているので、外れることはありません。
ただ、エアコン本体の上に金具が見えてしまうので、見た目があまり良くないですね。あと、専用コンセントもないですね。下の壁のコンセントから電源を取っていたようです。
1993年ですから、それが普通だったんですね。
それではエアコンを取り外していきます。もう本当にすぐに作業は終わると思います。
6畳用エアコン取り外し 処分
撤去後の室外機
取り外し前の室外機の写真を撮り忘れたのですが、こちらが室外機の撤去後の画像となります。ちなみに壁掛けキャッチャーではなく、屋根置き用のキャッチャーを使い、設置されていました。お客様の中には、屋根が痛むから瓦の上や屋根の上に室外機を置きたくないという方もいらっしゃいます。
ただ、室外機の重みで今まで屋根が傷んだということはありません。室外機の重量というは、能力により重さはかなり変わりますが、例えば、現在の6畳用や8畳用や10畳用のエアコンでスタンダードなものでしたら、約25kg前後です。
暖房強化型のエアコンになると、重いもので45kgぐらいになります。その重さで屋根が凹むとか傷むということはないでしょう。
それよりも室外機を壁掛けにする方が、壁が傷むような気がします。実際に室外機の重みで凹んだ壁も見たことがあります。それは、かなり作りが弱い外壁だったと思うのですが、室外機は壁に掛けるよりも屋根上や地上に置いた方が良いと思います。
あと、もう1つ室外機壁掛けのデメリットは、エアコンが運転している時少しだけ壁が振動するんですよね。部屋の中にその振動音が聞こえます。テレビを見ていたり、誰かと話をしている時は気にならないかもしれませんが、夜寝ているような静かな時は、その振動音が聞こえます。
以上で、室外機を壁掛けにするデメリットは、
①壁が傷む
②エアコン運転中は部屋の中に振動音が聞こえる
③外壁工事をするときにエアコンを外す必要が出てくる
になります。
次に、室外機を屋根置きにするデメリットは、
①瓦の葺き替えなど、屋根工事をするときエアコンを外す必要が出てくる
以上でしょうか。メリット、デメリットを見るとやっぱり屋根置きの方がいいような気がします。
ただ、どうしてもどこにも室外機を置けない時は壁掛けになりますね。だから、私の中では、室外機を壁掛けにするのは。最後の手段という位置付けです。
コンクリートの壁だったら気にする必要はありませんけどね。
あと、良いと思う壁掛けは、最近よく見かけるのですが、家の基礎に壁掛けキャッチャーをオールアンカーで取り付けて、室外機を設置する方法ですね。
これは、平地用キャッチャーより見た目もスッキリしますし、平地用キャッチャーだと、キャッチャーがある部分は掃除したいと思っても、掃除しづらいんですよね。
でも壁掛けにすると、室外機の下が何も無くスッキリするので、変にゴミが貯まったりすることもないですし、掃除もしやすいです。自分の家でも今後そうしたいなと思うところです。
今回の6畳用エアコンの取り外しの料金は、処分費込み、消費税込みで9,500円になります。