エアコンの室内機の最適な取付場所
2021/09/09
エアコン室内機の設置場所
部屋のどこに取り付けるのが良いのか
ルームエアコンの室内機の取付場所で悩んだことはないでしょうか。
新築住宅であれば、ある程度取付できる場所というのは限られてきますし、家が完成した時にはエアコンのコンセントもできていますので、その近くに取り付けることになりますね。
ですので、室内機の取付場所をあまり考えることもないと思いますが、私が感じるエアコン室内機の最適な場所をお話しします。
簡単に言うと、他の条件を一切考えずに最適な場所を選ぶとしたらお部屋・空間・間取りの真ん中になります。当然ですね。
エアコンを空間の中心に設置すれば、均等に空調してくれます。ただ、空間の本当の中心というのは、照明設備や他の設備などがあったり難しいかもしれません。
業務用(動力)・電灯電源の両方ありますが天井カセット(4方向)というタイプ。この天井カセットは空間の中心付近に配置することができます。あと天井に埋め込まないタイプの天井カセットのような見た目で天井吊り自在形というのもあります。
壁掛けエアコンであっても、やはりお部屋の真ん中に付近に取り付けるのが理想だと思います。
ただ、壁掛けエアコンをお部屋の真ん中に取り付けると見た目が悪いや、部屋の真ん中は窓が付くので、取り付けるスペースを確保できないなどの理由で、だいたいルームエアコンの場合は部屋の端っこに追いやられてます。
お客様の中には、私と同じ考えで部屋の真ん中に付けて欲しいとおっしゃる方もいます。
冷房の場合は、どこに取り付けてもその空間は良い感じで冷えますが、暖房の場合はそもそも暖かくなりづらいものなので、お部屋の真ん中がいいと思うんですよね。
まだエアコンのコンセントがなく、どこにでも設置できるような場合は、真ん中に取り付けることも検討してみてはいかがでしょうか。
エアコンの風が直接当たってしまうという理由でしたら、風向を変えれば良いのですが、それでもエアコンの風が気になるようでしたら、端っこ方がいいですね。
エアコンによっては、リモコンに「風よけ」や「風ないス」というボタンがあるタイプがあります。
これは、人にエアコンの風が当たらないように風向を調整してくれる機能ですが、これも十分に使える機能ですので、ある場合は使ってみてください。
冷房も多少は部屋が乾燥しますが、暖房は冷房よりもさらに乾燥します。乾燥が苦手な人は、エアコンの風は避けた方がいいかもしれません。喉や鼻が乾燥する方がいらっしゃいます。
ただエアコンの暖房はそれだけ乾燥する分、その部屋で洗濯物を干しておくととても乾きが早いです。
この場合のエアコンは暖房強化型のエアコンで、通常のエアコンでは洗濯物が早く乾くほどの暖房パワーはありません。
暖房強化型のエアコンであれば、「部屋に洗濯物を干しておくと早く乾く」と喜ばれるお客様がいやっっしゃいます。
暖房強化型のエアコンというのは、各メーカーで愛称(シリーズ名)が違うのですが、
ダイキンは「スゴ暖」、三菱は「ズバ暖」、日立は「メガ暖」というシリーズ名のエアコンが暖房強化型となります。私も使用していますが、本当に暖かいです。
「スゴ暖」や「メガ暖」は、ほぼ読んでそのままですが、「ズバ暖」は「ズバ抜けた暖房能力」の略です。
この暖房強化型のエアコンの良さというのは実際に使ってみないと分からないと思います。現在は社会が高齢化になってきて、お年寄りが増えてきていますので、灯油やガスから安全な電気へと考える方も増えています。
電気が安全かという、あくまで正しい電気工事と正しい電気の使い方をしたらというのが前提になりますが、灯油のストーブやファンヒーターのように直接火が出ないという意味では安全ですね。
そういう訳で、灯油の暖房をやめて、電気で暖房を考える方が増えていますが、もし暖房強化型エアコンの導入を迷っているのでしたら、私は自信を持っておすすめします。
同じ電気を使用する暖房でも、電気ストーブは消費電力がエアコン並みに大きい割には、そのストーブのある場所というかピンポイントでしか暖かくならないのでおすすめしません。
また、火と同じくらいの熱を発しますので安全とも言えないような気がします。
その点、エアコンは温風ですから安全ですし、暖房強化型であれば暖かいです。通常のエアコンの暖房とかなり違います。暖かいですよ。