停電が復旧すると部屋の照明が点灯する(石川県羽咋市)
2021/09/02
停電から復帰すると照明が点く
壁のスイッチがないペンダント照明(紐スイッチ付き)
たまにですが、家の中の電気が停電することはありませんか?
電力会社さんによる配電線の工事(外線工事)の場合もありますが、単純に家の電気の容量オーバーでメインブレーカーが落ちたりして停電することもありますよね。
そして、メインブレーカーを上げると元々消えている照明が点いてしまう。点灯してしまう。こういう経験はありませんか?また点灯るす照明と、点灯しない照明があると思います。
全ての家で起こる現象ではありませんが、こういうお家はあると思います。特に最近は増えてきていると思います。
この停電から復帰した時に点灯する照明というのは、スイッチが無い照明です。
照明には通常、左の画像のようなヒモスイッチが付いているか、壁にスイッチが付いています。このようなスイッチが無い照明ですね。
どういう事かと言うと、最近のシーリングライト(下の画像のような照明)は点灯をON/OFFできるリモコンが付属していますよね。左の画像の「壁スイッチが無いペンダント照明(ヒモスイッチ付き)」をリモコン付きのシーリングライトに交換することがあります。
そうすると、リモコンで点灯/消灯ができるので、あまり違和感を感じないと思いますが、照明に「スイッチが無い」状態になります。
リモコンは点灯/消灯はできるのですが、壁スイッチやヒモスイッチのように電気を遮断してON/OFFしている訳ではありません。ですので、常に電気が流れている状態になっています。
また、リモコン付きの照明は、壁スイッチがもしあった場合、リモコンではなくその壁のスイッチでON/OFFする事も可能です。
ここまで説明すると分かると思いますが、もし停電して電気が復帰したとしたらどうなるでしょうか。
「停電→電気が復帰」この動作がスイッチの動作と同じなんです。
なので、スイッチのない照明が点灯してしまうのです。あともう一つ、ヒモスイッチが付いていても点灯してしまう照明もあります。
人感センサーや明暗センサーなどのセンサーで制御している照明も停電から電気が復旧した時は点灯してしまいます。
停電から復帰すると照明が点く
壁スイッチがないシーリングライト(紐スイッチなし)
わざわざスイッチを新しく設置したりはしないですが、ペンダント照明から左の画像のようなリモコン付きシーリングライトに交換する場合でも、本当はスイッチを作った方がいいんですよね。
今、照明メーカーの専用アプリとBluetoothを使用して、スマートフォンやiPadなどのタブレットを使って照明を制御するのも普通になってきているのですが、その場合は設定をするために必ず壁スイッチが必要になります。
現在は、どんな照明でも必ずスイッチを付けますが、40年以上前の住宅は、1室1灯という考え方でひも付きのペンダント照明が多かったので、壁スイッチを設けてないんですよね。
左の画像のようなシーリングライトのヒモスイッチ付きもちょくちょく見かけます。器具本体の真ん中にヒモスイッチがあるのは良いのですが、器具本体の横からヒモが出ているタイプもありますよね。
そのヒモが横から出ているタイプは、経年劣化でヒモが切れたり、スイッチ自体が壊れたり、あと器具の横から出ているヒモを引っ張るので、照明器具本体が徐々にグラグラになってきたりもします。
そういう照明で不具合がもし出たら、リモコン付きの交換する方がいいですね。