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撤去したエアコンの冷媒ガス回収(富山県・石川県)

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撤去したエアコンの冷媒ガス回収(富山県・石川県)

撤去したエアコンの冷媒ガス回収(富山県・石川県)

2022/09/15

エアコン冷媒ガスの回収作業

富山県・石川県

住宅用のルームエアコンでも業務用エアコンでも交換工事の場合は、処分する廃棄になるエアコンが出ることがあるのですが、ガスが漏れていなければ中には冷媒ガスが残っています。

漏れない時は、20年や30年経過しているエアコンでも冷媒ガスは中にしっかり残っています。

この冷媒ガスは、地球の温暖化に影響するガスなので、大気中(空気中)に放出する訳にはいきません。

エアコンで使用されている冷媒ガスが地球温暖化にどれくらいの影響があるのかというと、地球温暖化係数という数値で確認することができます。

仮にCO2(二酸化炭素)を1とした場合、冷媒ガスの地球温暖化係数は、その約650倍〜2000倍です。

冷媒ガスの種類により地球温暖化係数の数値は異なりますが、現在主流である一番数値の低いR-32(HFC)という冷媒ガスでもCO2(二酸化炭素)の約650倍です。

CO2(二酸化炭素)の削減は世界的にも広がっていますし、それらに関する記事は新聞でも時々拝見しますが、エアコンに使用されている冷媒ガスの地球温暖化係数はCO2(二酸化炭素)の比ではありません。

そういう理由から、フロン排出抑制法といって、業務用エアコン・空調機器・冷蔵冷凍機器にはフロンガスの定期点検が義務付けられています。これは、冷媒回路の不良により、ガス漏れを未然に防ぐためですね。

廃棄する冷媒ガスは。専用の冷媒ガス回収容器に液封入し、ガス破壊処理施設にて破壊処理をする必要があります。

もしくは、再生処理になります。再生処理の方が資源を再利用できるという事になるので、良いですよね。

再生処理をするには、ガスの種類別にしっかり綺麗に冷媒ガスを回収している場合に限ります。混合ガスや水や空気、異物が混入している冷媒ガスは再生できず破壊処理となります。

ルームエアコン冷媒ガス回収

富山県・石川県

まだ冷房運転できるエアコンであれば、一旦室外機に冷媒ガスを回収することができます。冷媒配管内を循環している冷媒ガスを室外機に戻すことをポンプダウンといいます。

冷媒ガスを液化して室外機に封じ込めるので、ポンプダウンは冷房運転ですることになります。暖房運転ではポンプダウンはできません。膨張弁の操作などで実際は可能かもしれませんが、通常はできません。

その一旦室外機に冷媒ガスを回収(ポンプダウン)をしたエアコンを持って帰ってきて、倉庫で冷媒ガスを専用装置(冷媒ガス回収装置)と専用回収ボンベを使用して回収します。

エアコンがまだ取り付いている、設置されている状態で冷媒ガスを回収する場合(ガス回収装置を使用する場合)は、普通に接続して回収できるのですが、画像のように取り外してしまったエアコンのガスを回収する場合は、四方弁が閉まっているので、この弁を開けてあげる必要があります。

この弁を開けないと、室外機に封じ込められている冷媒ガスを全部回収できないんですね。

それで画像のエアコンはカバーが外れています。

取り外したエアコンの冷媒ガス回収

富山県・石川県

室外機のカバーを外すと四方弁にアクセスできるので、四方弁コイルを取り外し、代わりに永久磁石を取り付けて、弁を開けます。

それから冷媒ガスの回収作業に入ります。また、サービスポートから冷媒ガスを回収する時は、ガス閉鎖弁も開ける事になるのでキャップも必要です。

そうすると、だいたいほぼ全ての室外機の中にある冷媒ガスを回収することができます。

なので、現場でポンプダウンをして室外機を倉庫に持って帰ってきて冷媒ガスを回収するとなると、ひと手間かかるので、現場で回収する方が良い時もありますね。

ただ、画像の冷媒ガス回収装置や回収用ボンベもそこそこ重量があるため、これらを現場まで運ぶのに距離があると、台車を使えればいいですが、使えないような場所だと苦労することもあるので、ケースバイケースですね。

回収用ボンベは仕方がないですが、冷媒ガス回収装置は軽量(性能は同じ)なものもあります。ただ、ちょっと本体価格が割高です・・・

エアコンが完全に故障して動かない場合(冷房運転が不可の場合)で冷媒ガスが中に残っている時は、なにがなんでも現場で冷媒ガスを回収することになります。

住宅用でも業務用でもエアコンを「交換」する場合になりますが、現在取り付いているエアコンが故障して新しいエアコンを購入される場合、地球環境のためにもできれば冷媒ガスを回収できる工事業者さんを選んだ方が良いかと思います。

また、故障したエアコンの撤去でも冷媒ガスが中に残っている場合は、まずは冷媒ガスを回収してからになります。

冷媒ガスを大気に放出してから、撤去することのないように、冷媒ガスを回収できる工事業者さんに依頼した方が良いと思います。

地球の環境をこれ以上悪くしないようにしていきたいものですね。

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