床置きエアコン取外し/取付工事(石川県七尾市)
2022/05/11
床置きエアコン
石川県七尾市
先日、リフォーム工事(電気配線工事)に伴い床置きエアコンを取り外しました。リフォーム工事が完了したら、再度取付します。
床置きエアコンというのをご存知でしょうか?正直言うと、あまり見かけないですね。僕も床置きエアコンはそんなに取り付ける機会はありません。1年に1台あるかないかです。
住宅用にしても業務用にしてもエアコンを床置きにする場合その分スペースが必要になるので一般的には、業務用にしても住宅用にしても壁掛けタイプや天井に取り付けるタイプが多いですが、床置きもメリットはあるんですね。
床置きのメリットは、やはり暖房運転の場合だと思います。
温かい空気は上に上昇するので、壁掛けより床置きエアコンの方が暖かく感じます。もちろん冷房運転も普通に涼しいですね。
ただ、床置きエアコンは冷媒配管やドレン配管などをエアコンを床に設置した状態で外へ出す必要があるので、壁掛けタイプより若干ですが施工が難しくなり、設置場所がかなり限定されてしまう感じですね。
特に難しいのはドレンですが、壁掛けエアコンなら上に取り付けるためドレンホースの勾配を取ることができますし、ある程度希望の場所に設置することができます。
こちらの床置きエアコンは他の業者さんが設置したものですが、既存の建物に設置しているので、ドレンホースの勾配がゆるいため水が貯まっていました。
でもこれは仕方がないんですよね。誰が施工しても同じような感じになります。
ドレンホースの中に水が貯まっている期間が長いと、そこに水垢ができ、そこにドレン水が貯まり、結果的にエアコンから水漏れするということにもなります。
ですので、エアコンのドレンホース・ドレンパイプは出来るだけしっかりとした勾配をとりたいところですね。
また、昔の住宅用のヒーターでボイラー(石油給湯器)で温水をつくり、それを循環させて温風を出すというヒーターがありました。
ただこのタイプのヒーターは灯油をかなりの量を消費するので、あまり普及もしなかったように思います。
床置きエアコンを取り外してわかったのですが、もう使用していない配管が床から立ち上がっていました。おそらく温水循環ヒーターが設置してあったところに、こちらの床置きエアコンを設置したのでしょう。
ポンプダウン(冷媒回収)
石川県七尾市
今回のエアコンは取り外した後、再度取り付けをするので、ポンプダウンをして冷媒ガスを室外機に一旦回収します。
再取り付けするエアコンなので、マニホールドを接続し、冷媒ガスの圧力を確認しながら冷媒配管内の圧力が大気圧になるまでポンプダウンを行います。
もちろんマニホールドを接続したらエアパージもします。
もう廃棄するエアコンでしたら圧力を特に確認せずにポンプダウンをすることありますが、移設など再取り付けの場合は必ず圧力を確認します。
また、たまたまですがこのポンプダウンの時にエアコンの異常が見つかることもあります。
ちょっと信じられない事なのですが、エアコン工事をしていたと言う人でポンプダウンを知らない方がいらっしゃいました。
エアコン工事に必要な最低限の専用の工具を準備して、少し知識があればエアコン工事は誰でもできると思いますが、エアコン工事をしていた人がポンプダウンを知らないというのはちょっと信じられない思いでした。エアコン工事の中の基本中の基本の知識ですね。
当店では電気配線工事も業務用/住宅用エアコン工事もしておりますので、お気軽にご相談ください(๑>◡<๑)