台所ワンホール混合栓に食洗機用の分岐水栓を取り付ける

こちらは、あるアパートのキッチンですが、食洗機を使用するという事で画像のワンホール混合栓に食洗機を使用するための分岐水栓を取り付けます。

水栓のメーカーはTAKAGIさんです。なので、分岐水栓も同じくTAKAGIさんから販売されている専用の分岐水栓を取り付けます。

ワンホール混合栓も分岐水栓も色々な水栓メーカーから販売されていて、種類もたくさんあります。

ワンホール混合栓に分岐水栓を取り付ける時は、必ずワンホール混合栓に適合する分岐水栓を「型番」から選ぶ必要があります。

ワンホール混合栓と分岐水栓が同じメーカーであっても型番により適合しない事がありますので、必ずワンホール混合栓の型番から分岐水栓を選びます。

分岐水栓の価格も安くありませんので、間違えてしまった場合に返品できればいいですが、返品できない場合はその分のお金が本当に無駄になってしまいますからね。

そして、間違えたと気づく時はおそらく取り付ける時とかなので、封を開けて閉まっていると思います。封を開けるともう返品はできないと思います。

なので、ワンホール混合栓に分岐水栓を取り付ける時は必ずワンホール混合栓の「型番」から分岐水栓を選んでください。

もし、型番が分からない場合は業者さんにお願いするようにした方がいいですね。

まず、上のレバーを外します。

このレバーは、六角のネジか、プラスのネジで固定されています。なのでプラスドライバーか六角レンチがあると外れます。

一応どちらも用意しておきます。

また、その六角のネジかプラスのネジを外す前に小さいフタ（キャップ）を開けるのですが、そのフタ（キャップ）を開けるのに精密ドライバーセットがあると開けやすいです。

もしくは、私は常に持っている工具なのですが「千枚通し」があると便利です。

この「千枚通し」は各種工事の色々な場面で活躍してくれるので、私は重宝している工具です。

次にカバーを外します。これは工具は使用しません（できません）

このカバーはネジになっているので反時計回りで外れるのですが、たまに固着していてなかなか外れない（回転しない）場合があります。

でも工具は使用できないので、ゴム手袋など滑りにくい手袋をして回します。

それでも回らない場合は、潤滑スプレーなどをネジ部分に吹きかけます。潤滑スプレーを使用すると回るはずです。

次にカバーナットを外します。

カバーナットを外す時は、モンキーを使用して外します。本体を固定しながら反時計回りにカバーナットを回します。

必ず本体を固定して外します。

カバーナットを外すとカートリッジ（今回は青色の部品）が出てくるので、このカートリッジを上の方へ抜くように外します。

少し固着していると思うので、簡単には外れないと思いますが、少し手の力でグラグラ揺らすようにしながら上の方へ力を入れていると外れます。

カートリッジが外れたら、カートリッジの下に付いているパッキンを確認してください。

外した拍子にパッキンが本体の方に落ちることがありますので、もし本体の方に落ちていたら、カートリッジの方にパッキンをはめておきます。

このパッキンが傷付くと水漏れの原因になるので、取り扱いには注意します。

カートリッジを外したら、分岐水栓本体を取り付けます。

取付は、取付（施工）説明書の通りに取り付けます。これまで外した部品はまた全て取り付けます。

こちらの本体は手（ハンドトルク）で締めます。

分岐水栓の方向を確認するため、給水バルブを先に取り付けます。

それから、分岐水栓本体をハンドトルクで締め付けて固定します。

先ほど外したカートリッジを取り付けます。

向きに注意します。

 

カートリッジをはめたら、カバーナットを取り付けます。

こちらは、外した時と同じように水栓本体を固定しながらモンキーを使用してカバーナットを締め付けます。

 

カバーを手で締めます。

 

最後にレバーを元に戻して完了です。

分岐水栓の給水バルブを閉めて、止水栓を開けて通水して水漏れがないか確認します。

こういう分岐水栓の給水バルブは、ストッパーが付いているので、仮に給水バルブを閉め忘れて止水栓を開けてしまっても水は漏れないようになっています。

先端に白いものがあると思いますが、その白い物が水圧がかかると水が止まるようになっています。

白いものを奥へ押し込むと水が出ます。なのでホースを接続すると水が出ています。

以上が食洗機用の分岐水栓の取付でした。

今回はワンホール混合栓の分岐水栓でしたが、他のタイプの台所水栓でも分岐水栓は取付可能なので、台所に食洗機を取り付けたいという方で食洗機用の分岐水栓をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。