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エアコンを選ぶポイント

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エアコンを選ぶポイント

2021/10/03

ルームエアコンを選ぶポイント APFはあまり気にしない

エアコンを選ぶ時のAPF値

「エアコンが故障したから交換しよう」、または「もう古いのでエアコンを新しいものに交換しよう」、「壊れる前にエアコンを交換しよう」などご家庭によりエアコンを新しくするタイミングは違うかもしれません。

どのタイミングでもいいのですが、エアコンを購入しようとまず量販店に行くことが多いと思います。

エアコンを見に量販店に行くとどうでしょうか?すごい数のエアコンが並んでいますよね。

一応6畳用や8畳用、10畳用、14畳用、18畳用と別れていたりしますが、それでも数が多過ぎてどれが良いのか分かりませんよね。

そして例えば同じ14畳用でもメーカーの違いや機種の違いにより値段がバラバラです。

結局店員さんにどれが良いのか聞くことになります。

エアコンを選ぶポイントは人それぞれだと思いますが、もしどう選んで良いのか分からない場合、以下のポイントを目安や参考にしていただけたらと思います。

例えば同じ6畳用のスタンダードタイプのエアコンであればどのメーカーでもそんなに違いはないと思います。

自分がエアコンを選ぶとするならポイントは以下の3点です。

 

①部屋の広さ(天井高さが3m以上ある場合は天井高さも考慮する)

②エアコンを設置する部屋(寝室、リビング、和室など)

③冬の暖房はエアコンをメインにするかどうか

 

上記3点から選びます。

エアコンのカタログには「通年エネルギー消費効率APF」という記載があり、このAPFの値(数字)が大きいほど省エネのエアコンになります。

ですので、このAPFを考慮すると、エアコンの機種により消費電力・電気代も多少は変わるはずなので少しは気になりますが、正直気にするほどの差はないと思っていますので、あまりエアコンを選ぶポイントにはしないですね。

10年以上前のエアコンと今のエアコンを比較すると消費電力・電気代は変わると思います。

上記3点からエアコンを選ぶとだいたい機種が決まってきます。あとは金額などや修理などのアフターがしっかりしているメーカーで選んだりします。

私個人的には、エアコンに関してアフターで良いと思うメーカーは、これも人それぞれだと思いますが、ダイキンと日立です。次に三菱やパナソニックでしょうか。

それでは、上記の「エアコンを選ぶポイント」3点を1つずつ説明します。

エアコンを選ぶポイント ①部屋の広さ(坪数 畳数)

部屋の広さに合ったエアコンを選ぶ

まず、部屋の広さに合ったエアコンを選ぶのは基本ですね。

ただ冷房だけで言うと、極端な言い方をするとですけど、20畳のお部屋に6畳用のエアコンを設置しても、少し時間はかかると思いますが、冷房は効きます。その空間は冷えるのは冷えます。

ただ暖房の場合、20畳のお部屋に6畳用のエアコンを設置した場合、まず効かないと思います。ほぼ無意味に近いと思います。

この20畳のお部屋に6畳用のエアコンという例えは少し極端で、そういう事をする人はいないと思いますが、8畳や10畳のお部屋に6畳用のエアコンを取り付けることもありますし、14畳のお部屋に8畳用のエアコンを取り付けることもあります。

この場合は、お客様の予算や、暖房はほぼ使わず冷房しか使わないとか、何年も使うつもりがないなど、その時のお客様の状況に応じてお部屋の広さに合わないエアコンを取り付けることもあります。

アパートのお部屋もあまり予算をかけたくないという事で、部屋の広さに対して小さめのエアコンを取り付けることがあります。8畳用のお部屋に6畳用のエアコンを取り付けるなど。

そういう時は、こちらからも広いお部屋に能力の小さいエアコンを取り付けた場合に懸念されることをとりあえず説明した上で取り付けます。

部屋の広さに合わないエアコンを取り付けた時に懸念される事ですが、

①リモコン設定温度に達するのに時間がかかる(電気代が高くなる可能性がある)

②リモコン設定温度に達するまでフルパワー(過負荷)に近い運転になるため、電気代が高くなる可能性がある

③フルパワー(過負荷)運転の累積時間が長くなればなるほど寿命も短くなる可能性がある

などでしょうか。

1番の理由は、設定温度に達するのに時間がかかるという事ですね。そのために色々な能力・お部屋の広さに応じたエアコンがあるので、まずはお部屋の広さに合ったエアコンを選びましょう。

エアコンを選ぶポイント ②エアコンを設置する部屋

部屋によってはハイグレードのエアコンを選ぶ

結論を言うと、寝室は「スタンダードタイプのエアコン」でいいと思いますし、リビングは「AI・カメラ付きのグレードの高いエアコン」が良いと思います。

そして和室は、その「和室の壁色に合わせた色のエアコン」などを取り付けると良いと思います。ダイキンで言うと「リソラシリーズ」には色々なカラーから選べます。

エアコンの色は基本的には白色ですが、和室に白色のエアコンというのは、私は少し違和感があるのです。もちろん和室でも壁色が白色ならエアコンも白色でいいです。

この色の感覚は個人的な美意識的な感覚なので、もし壁の色とエアコンの色の違いが気になるなら、壁の色に合わせたエアコンにした方が良いのかなと思います。

それでは寝室は「スタンダードエアコン」で、リビングは「カメラ付きエアコン」の理由ですが、

まず「スタンダードエアコン」と「AI・カメラ付きエアコン」の違いは何かというと、使い心地の良さと消費電力の差なのかなと感じます。

私がよく触れるエアコンになるのですが、「AI & カメラ付きエアコン」というと、三菱の「霧ヶ峰」や日立の「白くまくん」になりますし、「AI付きエアコン」というと、ダイキンになります。もちろん他のメーカー、シャープ、東芝、PanasonicにもAI機能を搭載したものもあります。

どれもお部屋の人の有無や人の位置、人の体温、壁・床の温度、湿度・気温などを感知し、風量・風向・吹き出し温度・温度ムラをなくすなどを細かく制御してお部屋の状況に適した運転をしてくれるのには変わりはないと思います。

 AI機能については、使えば使うほど学習してくれて、使う人に合った運転をしてくれるという事ですね。

スタンダード(ベーシック)エアコンは、その名の通りというか、「AI & カメラ付きエアコン」ほどの細かい制御・運転はないという事になりますが、それでも私は「スタンダードエアコン」でも十分に素晴らしいと感じます。

実際にダイキンのスタンダード(ベーシック)エアコン(Eシリーズ2020年モデル)1台を主に冷房で使用していますが、あまり寒くなりすぎず、ちょうど良い感じで運転してくれます。

ほぼ自動運転で使用していて、調整するのは温度設定だけです。とても心地良いです。

また寝室というのは、あまり長い時間いませんよね。もし長い時間いたとしてもスタンダード(ベーシック)エアコンで十分だと思います。

リビングはみんなが集まる場所ということもありますし、ご家族の中で長い時間いる方もいると思います。

以上の理由から、

寝室のエアコン=主に1人で過ごす部屋に高機能なエアコンは必要ないと思いますので、スタンダード(ベーシック)エアコン

リビング=比較的長くいる場所、みんなが集まる場所という事で「使い心地が良く、省エネ運転をしてくれる」 AI・カメラ付きエアコン

という事になります。

エアコンを選ぶポイント ③冬の暖房はエアコンをメインにするかどうか

暖房をエアコンがメインなら暖房強化型エアコンを選ぶ

最後のポイントですが、冬の暖房をエアコンをメインにするのか、それとも石油ストーブやファンヒーター、床暖房、蓄熱暖房をメインにするのかですね。

まず暖房強化型エアコンというのは東北、北海道、北信越など寒い地域に住んでいる方に向けたエアコンですね。

現在、新築住宅を建てる場合は床暖房を導入しているご家庭は多いですよね。

そして現在の住宅というのは高気密住宅ではなくても、標準仕様として高断熱にはなっていると思います。

その高断熱住宅のリビングに、暖房強化型のエアコンと床暖房を入れているご家庭がありますが、もし床暖房も導入するのなら暖房強化型のエアコンまでは必要ないのかなと感じます。

もちろん暖房強化型のエアコンを取り入れてもいいのですが、暖房強化型は普通のエアコンと比べると本体価格に費用がかかりますよね。

高断熱の住宅で床暖房がある場合は、暖房強化型ではなく、一つグレードを落としたエアコンでも良いかと思います。

床暖房がない場合は、暖房強化型が良いと思います。

また、冬の暖房はエアコンや床暖房ではなく石油ストーブやファンヒーターを使用しているご家庭も多いと思いますし、逆にエアコンの暖房が苦手の人もいますよね。

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