ルームエアコンの冷媒ガス漏れ修理(石川県鹿島郡中能登町)
2021/10/08
エアコンのガス漏れの原因
コンプレッサー(圧縮機)の故障
もうそろそろ夏も終わり、秋の空気が漂い出した頃なのですが、エアコンが冷えないというお客様からご連絡がありました。
ちなみにですが、「エアコンが冷えない」や「エアコンの点検・修理」などのタイトルで投稿しているブログのエアコンですが、施工が原因での故障よりも本体の故障・経年劣化などによるものが多いです。
そしてエアコンの不具合というのは、「エアコン本体の不良」と「工事業者による施工不良」のどちらかになりますが、不具合で多いのは「エアコン本体の不良」です。
施工内容により発生する不具合はそんなにありません。あるのはありますが、今まで見てきた限りではそんなにないですね。
多いのはどちらかといえばエアコン本体の不良になります。
画像のエアコンも本体が原因でした。
こちらは、2016年製のルームエアコンです。
結果を言うと、「コンプレッサーの故障」でした。そして購入から5年以内でしたので無料でメーカー修理することができました。
こちらのお家では、画像のエアコンの前にもう1台ルームエアコンの故障がありまして、それも2016年製のエアコンだったのですが、そのエアコンもガス漏れでした。
原因は室内機の熱交換器からのガス漏れです。
こちらも5年以内ということで無償修理で対応できました。
この施工から5年で冷媒系統が故障するというところですが、やはり早いという感じもしますがどのメーカーでもあり得ます。
エアコンに限らず機械というのは完璧なものはなく、どうしても当たりハズレがあります。
こちらのエアコンは期間ギリギリで無償で修理できたから良かったのですが、ちょっとハズレだったのかなと感じますが仕方がないですね。
ちなみに私の家のエアコンもその5年目で室外機の冷媒系統が故障して、メーカーで無償で修理してもらいました。
先ほども言いましたが、これまで色々なエアコンを見てきましたけど、どのメーカーのエアコンでも5年ほどで冷媒系統に不良が出るというのはあります。
このメーカーが故障しにくいや故障しやすいというのは言えないですね。どのメーカーのエアコンでも故障する時は故障します。
なので、その後のアフターの対応が大事になってくるのかと感じます。
私がアフター対応が良いと思うメーカーは、ダイキンと日立です。次に三菱やパナソニックですかね。
ですので、おすすめするメーカーや当店で施工するメーカーはダイキン・日立・三菱になります。
室外機から冷媒ガス漏れ
コンプレッサーが故障した室外機(2016年製)
話を戻しまして、先ほども言いましたが、
5年くらいでコンプレッサーの不良というのは、どのメーカーのエアコンでも起こり得ることだと思います。ただ、5年でコンプレッサーの不良というのはそんなに数はないと思います。
ここで思うので、長期延長保証に加入しておいた方が良いのかということになりますね。
他のブログ記事でも「エコキュートの長期延長保証は加入した方が良いのかどうか」についてお話はしましたが、15万円を超える電気製品には延長保証は加入した方が良いのかと感じます。
私の場合ですが、10万円未満なら加入しないですが15万円以上の電化製品は加入します。加入せずに故障すれば「仕方がない」と諦めます。
こちらのエアコンの型番からグレードを見ると、10万円前後かなというところなので、延長保証に入るか難しいところですが、こちらのお客様は入っておりませんでした。
当店で本体込みで施工させてもらったエアコンに関しては、「本体電気部品」(室内機と室外機の両方)に8年間の無料長期保証をおつけしているのですが、今回のコンプレッサーの故障のような「冷媒系統の故障」に関しては、メーカーから「施工から5年間の保証」がついています。
ですので、5年を超えた場合、「冷媒系統の故障」は有料修理になるのですが、6年で「冷媒系統の故障」のような場合は、当店でもいくらか負担させてもらいます。
室内機の冷媒系統の不良の場合には、当店で熱交換器の交換をいたします。
エアコンの寿命ですが、仕様頻度・運転時間が長いと寿命は短くなるように感じます。
家の中で小さい犬(小型犬)やウサギなどのペットを飼っているご家庭は、ペットのために夏の間ずっとエアコンをほぼ24時間運転しっぱなしにしている家が多いのですが、
もちろん動物が部屋の中にいれば冷房をかけてあげないといけないのですが、運転時間が長いと寿命まではいかなくても、そうではないエアコンと比べると故障は早くなるかなという印象です。
あと動物は毛が抜けると思うのですが、その動物の毛の中には毛が細く軽く空中をフワフワ飛んだりするものもあると思います。
するとエアコンが運転している時は、その空中を飛んでいる細かい毛を吸うんですね。エアコンから風を出しているクロスフローファンという筒状のファンがあるのですが、そのファンにその毛が絡まり、溜まっていきちょっとした不具合を起こします。
クロスフローファンに細い毛や埃が絡み、それがある程度溜まっていくと、エアコンから出る風が弱くなってきます。
また、エアコン運転中にそのファンから「ヒュルヒュル」と何かしらの音が出るようにもなります。
こうなると、クロスフローファンを掃除するしかないのですが、このファンは室内機を分解して一旦エアコン本体からファンを取り外してから掃除しないとキレイにできないので、少し手間がかかりますね。
ですので、動物を部屋の中で飼っている場合は、普段からこまめに部屋を掃除することが大事になってくると思います。