業務用パッケージエアコン点検・美容室店舗内(石川県金沢市)
2021/09/15
業務用パッケージエアコン点検
石川県金沢市の美容室
先日、石川県金沢市の美容室の店舗にある業務用パッケージエアコンの点検に伺いました。点検してみたところ、室内機も室外機も動かず、壁リモコンのランプがずっと点滅しています。ランプが点滅しているという事は、何かしらのエラーが出ているという事になります。
リモコンにエラーらしき番号も表示されているのですが、どうもエラー番号とは違う感じがします。
しばらく点検、触っているうちに、エラー番号が表示されました。すぐにメーカーに問い合わせ、エラー番号の内容を確認すると、室内機と室外機の通信エラーという事でした。
さらに詳しく聞いたところ、「内外連絡線の断線・接続ミス」、「室内機の基板不良」、「室外機の基板不良」、「室外機のファンモーター不良」などでした。
今の時点で「内外連絡線の断線・接続ミス」はまず考えられないので、基板不良かファンモーター不良になります。まず交換してみるとしたら基板からという事になります。
ただこちらの業務用エアコンは、製造から20年以上経過しているので部品がまだ供給しているかはっきり分かりませんので、またすぐに最寄りのサービスに電話して聞いてみました。
すると、「ファンモーターはまだありますが、基板は室内機の方も室外機の方ももう打ち切りました」という事でした。という事で修理はできないので、エアコン本体を交換するしかありません。
ですが、美容室のオーナーの方はまさか交換になると思っていなかったようで、ちょっと悩まれていました。
業務用パッケージエアコン点検
室外機の基板の故障
今回の業務用エアコンは21年ほど経過していたのですが、例えばルームエアコンで21年経っていれば、まず部品も供給していませんし、仮に供給していたとしても修理することはまずありません。新品に交換する事になります。
ですが、業務用エアコンの場合は21年経っていても、本体を新品に交換するとなると高額になるというのもあり、部品が供給していれば修理することはあります。もちろん修理費があまりに高額になるようならおすすめしません。
今回の部品は、そんな高額でもなかったので、部品があれば25,000円〜35,000円の間で修理できたかもしれません。
ですので、少しお気の毒ではありましたが部品の供給が終わっているという事であれば仕方がありません。
今回の天井カセットのエアコンというのは、仮に能力が同じでも壁掛けエアコンより本体金額は高くなります。なので最近は天井カセットが故障したら、天井カセットの交換はせずに壁掛けエアコンに変更している企業様もいらっしゃいます。
ただし、本体金額は安くても壁掛けエアコンに変更する場合は、交換ではなくほぼ新規の工事になりますので、電源配線、冷媒配管工事など工事費は高くなります。もしかすると初期費用は天カセとそんなに変わらないかもしれません。
もちろん、取付場所の状況により大幅に安くなることもあります。そして、次に交換する時も安くなりますね。
こちらの美容室のオーナーの方にはいくつか提案はしましたが、とりあえず今の動力電源の業務用パッケージエアコンのままで、今よりも少し能力を下げてお見積もりをしました。
今付いてたエアコンの能力が、空間の広さに対して少し大きめのものが選択されていたので、それを説明し、少しでも金額を低くするために能力を落としてお見積もりをしました。
また、今回の空調工事で何か利用できる助成金がないか金沢商工会議所に問い合わせてもみたのですが、現時点では利用できる助成金はありませんでした。
ちょうど1年前、コロナ関係の助成金を利用して事業所や店舗、病院などの業務用エアコンを含め空調設備を更新する工事ができたのですが、今年度はそういう助成金は無いようでした。
その助成金の場合、私は羽咋市や羽咋郡の方で業務用エアコンの助成金を利用しての工事をしていたのですが、かかった工事費用全額は出ませんが、事業者が工事にかかった費用の20%を負担するという内容でした。
500,000円の業務用エアコンの工事であれば、100,000円の負担で済むということですね。
業務用パッケージエアコンが100,000円で工事できるなら、こういう助成金を使わないという選択肢はありませんよね。とても負担が少ないと言えます。
法人様の場合は、こういう助成金は当然調べていると思いますが、個人事業主のお客様は助成金をあまり意識していらっしゃらない方もいると思います。
当店では、そういう個人事業主様に変わって助成金・補助金などの提案もしますので、お気軽にお問い合わせください。