2階屋根上の傾いた地デジアンテナ工事・撤去(石川・富山県対応)
2021/09/07
傾いた地デジアンテナの取り外し
作業前の画像
こちらは、石川県河北郡津幡町のお客様のお宅で、2階の屋根上に設置してある地デジアンテナなのですが、屋根馬の足が錆びて傾いています。こちらのアンテナをやめて、壁面に取り付ける平面アンテナ(デザインアンテナ)に交換しました。
新しい平面アンテナへ先に切り替えたので、こちらの傾いているアンテナを取り外し・撤去します。
空を見ても分かると思いますが、この時のたまに雨がポツポツ落ちてきます。慌てず急いで撤去します。
こういう風に地デジアンテナが傾く一番の原因は、屋根馬の足が錆びて折れることによるものだと思います。アンテナマストを支えている支線が切れたり、何らかの理由で支線が外れたりすることもありますが、支線が1本でも外れると、おそらく傾くのではなくアンテナは完全に倒れます。
この支線ですが、通常3本張っていることが多いと思います。95%以上は3本ではないでしょうか。
3本でちょうどバランスとっているので、1本でも外れるとアンテナは倒れるんですよね。
ただ、支線を4本張れば1本外れても倒れないと思います。
傾いた地デジアンテナの取り外し
作業前です
今は使用していない一番上のアナログ(VHF)アンテナも少し重みの負担になっているような感じはしますね。ただちょうどアナログからデジタルに切り替わる時に取り付けているので、2つアンテナが付いているんですね。
まだ、この2つのアンテナが付いているお家はたくさんありますね。
仕事柄、高速道路や有料道路バイパスなどを走ることがちょくちょくあるのですが、高速道路は地上より高い位置にあることが多いので、高速道路から住宅の屋根を見ることができますよね。
高速を走っているときに住宅の屋根を見ていると、傾いているアンテナを見かけます。そんなに珍しくなく、そこそこな数を見かけます。
傾いているアンテナを見ると、壁面アンテナが良いのかなぁと思いますね。
現在私の家は、屋根上にはアンテナを設置してはいないのですが、屋根のハフという部分に八木式アンテナを設置しています。これもよくある設置の方法です。
ただ次は平面アンテナを壁面に取り付けようと思います。
今回の工事は、こちらのお客様(旦那様)が少し手伝ってくださいました。とても良い方です。年齢は聞いていませんが、おそらく同年代くらいなのかなと感じています。
こういうアンテナの工事は基本は1人でするのですが、難しい場合や危険を伴うような場合は2人で作業します。
アンテナの取付場所やその高さというのは、そのお家で様々なのですが、たまにとても高い場所で交換やメンテナンスの難しい場所・ポイントに取り付けてあるアンテナを見かけます。
おそらくそれを最初に取り付けた時は、足場が組んであったと思うので、その時の取付は簡単だったと思うのですが、足場を組んでない状況でそういうアンテナを見ると、「あんな場所のアンテナどうやってメンテナンスするんだろう?」と思う時がよくあります。
高所作業車が入れる場所ならまだいいですが、高所作業車の使用が不可能な場所だとまたアンテナのために足場を組むしかありません。2連はしごも8mあたりが限界でしょう。
それに8mの2連梯子がとどいたとしても、その一番上まで上がって作業なんてなかなか怖くてできません。
おそらく積雪の影響を考えての設置場所だと思うのですが、私なら1人でできるだけ安全に交換できる設置場所を探します。
傾いた地デジアンテナの撤去
撤去したアンテナです
こちらが「屋根馬」という部分なのですが、足が4本あるのですが、そのうち3本が折れてしまっていました。足1本で立っていたんですね。
あと、ステンレスの支線が張ってあるので、それでもっていたんですね。
こちらの屋根馬の材質もいくつかあるのですが、「塗装」は錆びてしまうので、あまり良くないですね。「塗装」は、経年劣化で左の画像のような状態になると思います。
これはエアコンのキャッチャー(金属の架台)にも言えることですが、「塗装」のキャッチャーは錆びて、足が失くなります。ただ「塗装」タイプは金額は安いです
ですので、少し金額は上がりますが「溶融亜鉛メッキ」を選びましょう。
一番良いのはステンレスかもしれませんが、材質がステンレスになると金額もかなり高くなるので、あまり使用しません。
やはり「溶融亜鉛メッキ」が耐久性もありますし、金額的にも現実的です。「溶融亜鉛メッキ」も錆びますが、今回のように15年でここまで錆びることはないと思います。
一度、ご自宅のアンテナを見上げてみてはいかがでしょうか。
もし傾いていたら、当店にご連絡いただければ無料で屋根上に上がり、どの部分が不良なのか点検いたします。