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エアコンの取り外し方(料金)、冷媒回収方法(ポンプダウン)石川県・富山県

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エアコンの取り外し方(料金)、冷媒回収方法(ポンプダウン)石川県・富山県

エアコンの取り外し方(料金)、冷媒回収方法(ポンプダウン)石川県・富山県

2021/09/05

エアコンの取り外し方 処分と再利用(移設)の場合の違い

移設(再利用)する場合

エアコンは取り外し方というものがあります。ただ外せば良いという事ではありません。まず、エアコンの中には冷媒ガスが入っていますので、外す前にこのガスを回収する必要があります。

この冷媒ガスというのは地球温暖化係数の数値が与えられていて、大気へ放出すると地球温暖化に影響を与えることになります。ですので、「むやみに大気へ放出してはならない」と決められています。

今が主流のR32という冷媒ガスは、「地球温暖化係数」はありますが、「オゾン層破壊係数は0(ゼロ)です」。

 

冷蔵庫、冷凍庫、エアコンなど機器により封入されているガスの種類が違うのですが、エアコンのガスで言うと、最初がR12から始まり、次にR22(R22ガスは2019年で全廃、生産終了、R22ガスを使用したエアコンは1999年〜2000年までで製造終了、R410aへシフトチェンジ)、次にR410a(R410aを使用したエアコンは約2000年〜、R32とR125の混合冷媒、R410aガスは生産中:2021年現在)、そして今が主流のR32(ダイキン世界初:2012年〜)というガスに変わってきました。

つまり徐々に冷媒ガスのオゾン層破壊係数が0(ゼロ)になり、地球温暖化係数の数値が低くなってきているので、昔よりは環境に配慮したガスにはなっているのですが、それでもまだ地球温暖化に繋がるガスですので、大気に放出してはなりません。

この冷媒ガスの回収方法ですが、2つあります。

1つ目は、室外機の中に回収してしまう方法です。

元々エアコンを新品の状態から取り付けるときは、冷媒ガスはどこに入っているのかというと室外機の中です。室外機の冷媒配管を接続する部分にバルブが付いていて、取り付ける前はそこを閉めてガスが出ないようになっています。

そして、エアコンを外すときは、外す前に元々あった室外機の中にガスを戻すということですね。

この作業を「ポンプダウン」と言います。

ポンプダウンを行うには1つだけ条件があり、それはエアコンがまだ冷房運転が可能かどうかです。冷房運転できるエアコンであればポンプダウンはできますが、もう運転できないのであればポンプダウンはできません。

エアコンの移設や再利用をする場合を前提で取り外す場合は、当然冷房運転はできるはずなので、ポンプダウンはできます。

ただ、処分する場合はもう故障して運転できなくなっている場合が多いです。もう冷房運転できないエアコンの中の冷媒ガスを回収するときは、回収装置と回収用ガス容器を準備して、ガスを回収します。

冷房運転でガスを回収するポンプダウンでしたら特に費用はかかりませんが、回数装置を使用してのガス回収は費用がかかります。ルームエアコンで15,000円くらいでしょうか。

話を戻しますが、エアコンの移設や再利用する場合に取り外すときは、ポンプダウンして室外機にガスを回収します。

それからエアコンの冷媒配管を外し、室内機本体を外します。

室内機も室外機も外し終えたら、接続部分にビニールテープなどを巻き、小さいゴミや虫などが入らないようにしておきましょう。

エアコンの取り外し方 処分と再利用(移設)の場合の違い

処分する場合

エアコンを処分する場合、冷房運転できる状態であれば上で説明したように、ポンプダウンを行います。故障している場合は、ガス回収装置を使用して冷媒を回収用容器に回収します。

それから、冷媒管や室内機を取り外し、撤去します。

 

一つ書き忘れたことがありました。

ポンプダウンする際は、ポンプダウンを行うある程度決まった時間があります。この時できればマニホールドを接続し、ガスの圧力を見ながら作業をします。

マニホールドを接続すると、最初はガス圧を表示します。そして10分間ほど冷房運転します。この10

分間ほど冷房運転する目的は、ガスと一緒に入っている冷凍機オイルを循環させるためです。そして10

分ほど経過したら、液管(細い方の管)のバルブを閉めます。そうすると、室外機へガスの回収がスタートします。ガスの回収が始まるとマニホールドの針が下がり、大気圧に近づきます。要するに徐々に0(ゼロ)に近づいていきます。完全な0(ゼロ)になると、「大気圧になった=ガスを全て回収した」ということになります。

それ以上ポンプダウンを続けると、冷媒配管内が真空になりますので、0(ゼロ)になったらリモコンでエアコンを停止してください。以上でポンプダウンは終了です。

マニホールドを持っていない場合は、圧力を確認できないので冷媒ガスを回収できたかのか分からないですよね。

マニホールドが無い場合は、液管(細い方の管)のバルブを閉めてから約1分半〜2分ほど経過すればガスは回収できていますので、この時間を参考にしてください。

液管(細い方の管)のバルブを閉めてから約1分半〜2分後に、太い管のバルブを閉めて、エアコンの運転を停止してください。

これで、ポンプダウンはできています。

もしご自分でエアコンを外したいけど、外し方が分からないという方はご連絡いただければ教えますので、お気軽にお問い合わせください。

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