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ルームエアコン交換 配管廊下渡り(七尾市下町)

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ルームエアコン交換 配管廊下渡り(七尾市下町)

ルームエアコン交換 配管廊下渡り(七尾市下町)

2021/08/25

1F寝室8畳用エアコン交換

交換前の渡り配管

先日、石川県七尾市のあるお寺さんへルームエアコン交換のお見積もりに伺いました。エアコン本板は、お寺のご住職が8畳用のエアコンを準備されるので、エアコンの交換のみのお見積もりになります。

こちらのお部屋は、外壁に面しておらず冷媒配管とドレンホースが写真のような感じで廊下を渡っていました。たまにこういう工事は見かけますし、私もすることはあります。この方法は見た目が良くないですけど、いくつかメリットがあります。

冷媒配管を室外機まで最短距離で配管できるので、材料費がお安くなります。工事も早く終わります。また冷媒配管というのは、曲げる箇所(回数)をできるだけ少なくし室外機に接続できるのがベストですので、写真のやり方はあまり曲げずに済みます。

ただ、見た目があまり良くないので、そういう見た目を気にされないお客様に限った方法になりますね。実際にあまり見た目を気にされない方もいます。

また、室内機を写真に撮り忘れたのですが、タテ桟金具という部材を使用し室内機を取り付けていました。エアコン工事で使うタテ桟(縦桟)金具というのは、室内機を取り付ける壁の厚みが薄く、アンカーやビスが効きそうにない時に使います。新しいお家で使用する事はありませんが、古いお家ではたまに使用します。

日本の一般住宅の和室は、真壁になっている事が多いと思います。また、本当に昔の家は小舞壁と言って竹や木を組んだ下地を作り、そこに土壁を作っています。

この小舞壁にルームエアコンを取り付ける事もあるのですが、この小舞壁の場合は、そのままエアコンは取り付け可能です。

たまに、小舞壁はビスが効かないので取り付けできないという業者様がいらっしゃるようですが、小舞壁は下地の竹や木にビスが効きますので取り付けできます。

当然取付後にエアコンが外れたという事は一度もございません。

ただ、薄い壁は縦桟金具が必要になりますね。それか、縦桟金具以外で下地を作る必要があります。

 

話を戻します。

そして、その場で材料費と工事費の計算をしてお伝えをしました。ご住職の了承を得られましたので、後日工事することになりました。(まだこの時はエアコン本体購入前でした)

 

1F寝室8畳用エアコン交換

交換前の渡り配管写真

エアコン工事予定日当日、朝は降水量2mm〜3mm程度の雨が降っていました。2mm〜3mmというのあくまで自分の感覚ですが。

本降り、土砂降りのような雨だと工事はできませんが、小降りくらいの雨で、室外機の上に小屋根があったりして、雨がまともにあたる場所でなければエアコン工事はできます。昔は、ブルーシートを上にはったりして工事をしましたが、今はそこまでしておりません。

なぜ雨だと工事ができないかというと、工事が終われば着替えればいいだけなので自分が濡れるのは全く構わないのですが、作業中に冷媒配管の中に雨などの水滴が入ると非常にまずいのです。もちろん砂や小さいゴミが入ってもいけません。

ゴミが入るという事はほぼ無いと思いますが、問題は雨ですね。エアコン工事・配管接続が終わって冷媒管内を真空引きポンプで真空引きをした後に、冷媒ガスを冷媒配管内に放出するわけですが、この冷媒ガス(R32)というのは、沸点が−51.7度のガスです。つまり水滴が冷媒配管内にあるとこのガスが通った瞬間、水滴が凍ります。

凍った水滴は、石と同じですね。この石がじっとしててくれればいいのですが、冷媒系統内をガスと一緒に循環してしまうと冷媒系統の部品に詰まる可能性があります。すると故障する可能性が出てきます。

現在はR32の冷媒ガスが主流になっていますが、その前のR410Aというガスもあり、こちらはR32とR125の混合冷媒(割合1:1)ですが、こちらも沸点が-51.4度のガスです。

ですので、雨が本降り、土砂降りの日はエアコン工事はできないんですね。

この日は、雨が小降りで天気予報を見ると回復方向に向かう感じでしたし、室外機の上に屋根があるので、できるだろうと判断し、伺いました。

ただ、予定通り午前8:30くらいにお伺いしたのですが、お客様からは「雨降っているけど、できる?」と言われました。

私は「もう少ししたら雨もやむと思いますし、屋根があるので大丈夫だと思います」とお伝えし、作業をはじめました。

1F寝室8畳用エアコン交換

交換前の室外機

外の状況はこういう感じになっています。この時は、もう雨もほとんどやんでいる時でした。テレビニュースや新聞記事で今年2021年の夏はゲリラ豪雨の多い年とありましたが、確かに多かったように感じます。

この日は、特にゲリラ豪雨という事ではなかったのですが、別の日に雨の予報が全く無かったのに、急に滝のような雨が降ってきたり、車で移動中にこれもまた滝のような雨。ゲリラ豪雨の場合、雨雲レーダーを見ると、たまたま自分がいる上空だけに雨雲があるんですよね。ピンポイントで。

また、その雨の降水量も凄まじいですよね。冬の雪の日で、吹雪のホワイトアウトという現象がありますが、その雨バージョンです。

どんな工事をしてても雨が降ると作業スピードが落ちるんですよね。車に道具や材料を取りに行きたいけど、雨が凄いので外に出たくないという気持ちが出てしまって、体が鈍ってしまいます。

こちらの作業後の写真を撮り忘れたのですが、2時間30分ほどで作業は完了しました。

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