和風ペンダント照明からユニバーサルダウンライトに変更工事
2021/08/07
和風ペンダント照明からユニバーサルダウンライトへ
石川県七尾市 照明設備工事
富山県高岡市のあるお客様の一戸建て住宅(築約42年)の8畳和室なのですが、こちらの照明を変えたいというご依頼がありました。
施工前の写真を撮り忘れたのですが、和室の真ん中(画像のダウンライトとダウンライトの間あたりに少し跡が残っている部分)に和風のペンダント照明が設置されていました。
同じペンダントはやめたいという事でご相談をいただき、お客様のご要望をお聞きした結果、ユニバーサルのΦ100ダウンライト(調光調色機能付き)を取り付けることになりました。お客様はよくこちらの和室でパソコン作業をされているとの事でした。
設置したΦ100ダウンライトの数はたったの「2個」です。8畳の和室にΦ100のダウンライトが2個というのは通常では少なく、Φ100でしたら一般的には4~6個は設置すると思います。
でも私は、「2個」で提案しました。
こちらのダウンライトは高機能なので1個の金額が27,000円ほどするというのもありますが、お客様の用途的には2個で問題ないだろうと感じ提案しました。
提案する前に配光角度や照度は確認しています。ちなみにこちらのダウンライトは、後から配光角を変更することができます。
配光角を変えれば照度も変わってきますね。
和風ペンダント照明からユニバーサルダウンライトへ
石川県七尾市
今回の工事に必要な天井点検口。
少し工事内容の説明をしますと、まずダウンライトを取り付けるという事は、天井に埋め込みますので、天井裏の状況を確認してからダウンライトの穴を開けることになります。
そのために、まず天井点検口を作り、天井裏の状況を確認します。あと昔からあるペンダント照明、和風タイプのものは照明器具本体にヒモスイッチがあるため、通常壁スイッチを設けていません。
今回のユニバーサルダウンライトは専用アプリで制御できるのですが、設定するのに壁スイッチが必要になります。そのスイッチ配線をするにもこちらの天井点検口を利用します。
あと、ダウンライトの配線をし直すときにも利用します。
和風ペンダント照明からユニバーサルダウンライトへ
石川県七尾市 照明設備工事
今回新しく取り付けた壁スイッチ(タンブラスイッチ)。
こちらが新しく取り付けたダウンライトの露出スイッチです。こちらの和室は真壁(和室は通常真壁ですね)で、後施工の場合、配線を壁の中に隠蔽できませんので露出スイッチを柱に取り付けます。柱の裏というか、あまり目立たない場所に取り付けました。最初のダウンライトの設定でも使いますが、普段の照明のon/offでも使います。
今回のダウンライトは、基本的にスマホのアプリで照明の明るさを変えたり、色温度を変えたり、on/offをしたりします。
普段使っているスマホが照明リモコンの代わりをするという感じになります。これ実際に使ってみると、とても便利です。私も使っております。
和風ペンダント照明からユニバーサルダウンライトへ
石川県七尾市
これは私のライティングプランの考え方の1つですが、お部屋の広さにもよりますが照明はお部屋の真ん中に配置しません。通常照明は、通路でもトイレでもリビングでも寝室でもどこでも間取りの真ん中に配置している事が多いと思います。
お客様のご要望や、真ん中が良いと感じれば真ん中に配置しますが、基本的には真ん中に配置しません。
通常大工さんは、天井下地を間取りの真ん中に作るので、そういう意味でも天井に埋め込むダウンライトは真ん中に配置しづらいというものありますね。
今回は照明のリノベーションのような施工なので特にですが、真ん中ではなく必要な場所に配置します。いわゆるタスク照明ですね。そして、ユニバーサルのダウンライトにする事で、光の角度を微調整します。
照明を間取りの真ん中に配置しないのは、他にも理由がありますが、また施工する機会があるときにお話ししたいと思います。
今回の施工後しばらくしてお客様に使い心地をお聞きしたところ、満足されていました。
お仕事でのパソコン作業や、または勉強、読書などで照明を利用する場合は特に、明るさや色温度の微調整ができるというのは純粋に目にも優しいと思いますし、集中力であったり、その空間、お部屋の居心地の良さも作ってくれます。またその調光調色の微調整を普段使用している手元のスマホで簡単にできます。
こういう照明器具は本体自体は少々金額は高めですが、一度取り付ければ約束はできませんが15年くらいは使用できるのではないでしょうか。
私の実体験からしても、十分取り付ける価値はあると思います。