アパートのルームエアコン移設(取り外しと取り付け)
2021/11/05
エアコン移設 アパートのエアコンの取り外しと取り付け
エアコンの移設前の状態
先日、石川県七尾市のお客様からアパートのエアコンを取り外し、同じ七尾市内のアパートに取り付けてほしいと依頼がありました。
エアコンの移設工事です。
取り外す前の写真を撮り忘れました。画像は取り外した後の画像になります。
エアコンを移設するときは、ポンプダウンと言って冷媒ガスを室外機に一旦回収しなくてはなりません。そのポンプダウンを行うときは冷房運転をする必要があるのですが、移設したのは11月2日で、気温も低く室内機の温度センサーが働いているため設定温度を一番下に下げても冷房運転できるか分かりません。
なので、気温が下がっている寒い季節にエアコンの移設や撤去などでポンプダウンをしたい時は、リモコン操作で冷房運転をするのではなく、応急運転スイッチを押して冷房運転させます。強制冷房運転ですね。
これで、寒い時期でも普通にポンプダウンができます。ポンプダウンは暖房運転ではできないのです。
ポンプダウンしてからエアコンを取り外します。
こちらのアパートのお部屋はメゾネットの2Fのお部屋になります。室外機はベランダ置き。
こちらのアパートは、エアコン配管穴が最初から開けられている仕様でした。専用のキャップを元に戻し完了です。
エアコン取り外し後
こちらも室外機を取り外した後です
取り外す前の写真を撮り忘れました。こちらは室外機を取り外した後です。こちらも配管穴のスリーブに専用のキャップをします。
こちらのエアコンの取り付けも当店で工事をしているのですが、アパート管理会社の方から外壁にビスを打たないでほしいという事を言われていたので、配管を固定するビスは1本も打っていません。
なので、スリムダクトのような配管化粧カバーも取り付けていません。配管テープ巻きをして室外機に接続していました。
今回はエアコン移設工事なので、取り外す時はポンプダウンをして冷媒ガスを一旦室外機に回収します。
エアコンを処分する時のポンプダウンは、そのまま冷媒ガスを回収するだけなのですが、エアコンを移設する時のポンプダウンはマニホールドを接続しガスの圧力を見ながらポンプダウンをします。
なぜかというと、マニホールドの連成計を見ながら大気圧になったらすぐに冷房運転を停止したいからですね。
適当な時間でポンプダウンをしている方もいますが、当店のやり方としてはエアコン移設時のポンプダウンは必ずマニホールドを繋ぎ連成計を見ながら行います。
また、大気圧になったら運転を停止するためというのもありますが、その他の理由として現状の冷媒ガスの静止圧力や運転圧力も確認しておきたいというのもあります。
エアコンを移設した後、冷房運転ができないとか暖房運転ができないなどとなると困るので、エアコンを取り外す前の現状が正常の状態かを確認するためにもマニホールドを使用してポンプダウンを行います。
エアコン移設先アパート 室内機取付
アパートのエアコン移設
取付前の写真を撮り忘れたのですが、移設先のアパートで室内機を取り付けました。
こちらのアパートもエアコン配管穴が最初から開いている仕様で貫通スリーブも設置されていました。
貫通スリーブ(配管穴)とエアコンコンセントの位置関係があまり良くなく、貫通スリーブが少しエアコン本体からはみ出てしまいます。
ここが一般住宅なら貫通スリーブを交換したり、コンセントの位置を少し下げたり(変更したり)して見栄え良く仕上げるのですが、賃貸アパートの場合は最初の設備を勝手に変更する訳にはいかないので仕方がないです。
もし変更した場合は、アパートを出る時に元通り(現状復帰)にしなくてはいけないので、何年後か分からないので少し面倒ですね。
なので、アパートにエアコンを設置するときは見栄えも大事ですが、何よりあまり傷つけないように、現状の設備を変えないように設置します。