テレビ(地デジ)が映らない(ケーブルテレビ・光回線終端装置ONU)
2021/10/02
ONU(オプティカルネットワークユニット)光回線終端装置
地デジ(テレビ)が映らない原因
ケーブルテレビ(CATV)と契約して地デジを視聴している場合、アンテナの代わりに画像のような機器が外の壁に設置してあります。これは「ONU」という機械で「光回線終端装置」です。
この「ONU」で光信号をテレビ信号に変換して、部屋のテレビコンセントまでテレビ信号を送っています。
ONUには、「D-ONU」や「V-ONU」などがあります。
テレビが映らない・地デジが映らない原因には色々ありますが、1年に数件、ケーブルテレビ(CATV,ケーブルアンテナテレビジョン)を契約されているお客様からのお問い合わせをいただきます。
ケーブルテレビで地デジを見ていて、急に「テレビが映らない」、「テレビが映らなくなった」という場合は、ケーブルテレビ側の所有・管理している画像の機器やその周辺の機器や配線が故障している可能性があります。
家のテレビが全部映らないという場合は、ケーブルテレビの機器や配線の故障の可能性が大きくなります。
ケーブルテレビの機器の故障の場合は、ケーブルテレビの業者さんしか対応できないので、ケーブルテレビに連絡することになります。
それ以外の原因でしたら、私たち電気工事店が対応することになります。
まず、テレビを見る(視聴する)には2つの方法があります。
それは、地デジ(UHF)アンテナやBS/CSアンテナを建物の屋根や壁面、ポールなどに設置するか、ケーブルテレビ(CATV)で契約するかです。
アパートの場合は、地デジやBS/CSのアンテナはすでに設置されていると思いますので気にする必要はありません。壁のテレビコンセントとテレビを接続すればテレビは映ります。
マンションの場合はCATV対応になっていることがあると思いますが、CATV対応の場合はケーブルテレビと契約してからテレビを見れるようになります。
一般住宅の場合のケーブルテレビ契約に話を戻します。
ケーブルテレビと契約する際の契約内容・契約プランはいくつかあると思いますが、地デジのみの契約や、地デジとBSの両方の契約や、さらにインターネットの契約プランもあります。
私が今まで見てきた限りですと、どの契約プランに申し込むかは本当に人それぞれでした。
本題のケーブルテレビを契約されている場合で、「テレビが映らない」ですが、この場合はタイトルにあります「ONU 光回線終端装置」の機器の問題か、その周辺の配線不良の可能性があります。
ケーブルテレビ(CATV)で契約されますと、必ず「ONU 光回線終端装置」というものをケーブルテレビの工事業者様が取り付けにきます。
画像に写っているのが「ONU 光回線終端装置」です。この機器に光ケーブルを接続して、光信号をテレビ信号に変換して、テレビが見れるようになります。
またこの「ONU 光回線終端装置」には、このONUを動かすための電源部が必要になります。この電源部分の不良の可能性もあります。
このONUから外側(ONU本体も含める)はケーブルテレビ(CATV)側の所有物で、ONUから内側(ONUは含めない)はお客様の所有物になります。
家にテレビが2台以上あって、全部のテレビが映らないのであれば、ケーブルテレビ側の機器の不良の可能性が高くなりますし、もし2台以上テレビがある内の1台だけが映らないということでしたら、ケーブルテレビ側の機器は問題はなく、お客様側のテレビ配線の不良の可能性が高くなります。
ケーブルテレビの機器の不良の場合は、ケーブルテレビに点検・修理を依頼することになります。
お客様側のテレビ配線の不良の場合は、私たち電気工事店が点検・修理することになります。
ケーブルテレビの業者様もおそらくは無料で点検に来てくれますので、遠慮せず連絡してみてもいいと思います。
家にあるテレビが全部映らない=「ケーブルテレビに連絡する」
テレビが数台ある内の1台だけが映らない=「私たち電気工事店に連絡する」
もし、テレビが1台しかない場合で映らない場合は、どちらに連絡してもらっても大丈夫です。連絡しやすい方に連絡しましょう。
当店でも無料で点検いたします。
ケーブルテレビのメリット・デメリットを個人的な見解で少し書きます。
⚫︎メリット
①テレビ信号の受信状態・受信電波が安定している(特にBSが安定する)
②アンテナの劣化を気にする必要がない
③ケーブルテレビオリジナルの番組を視聴できる
④BS/CS有料番組の割引プランが充実している
⚫︎デメリット
①基本的に有料(地域によっては無料の場合もある)
②BS/CSのテレビ番組を見るとき、テレビ1台に対して別のチューナー(STB)セットトップボックス1台が必要
③上記のSTBにレンタル料金がかかる(もしくは買取)そこそこ高額
④ケーブルテレビ側(基地局・配線など)に何か問題が生じるとテレビが映らない
こういうことが挙げられると思います。
私も以前はケーブルテレビでしたが、今は解約してアンテナ(地デジとBSの両方)を設置しています。
解約をした1番の理由は毎月支払う月額の利用料金でした。永遠に払い続けるのももったいないと思って、アンテナを設置しました。ケーブルテレビのオリジナルの地元番組を見ることもほとんどありませんでした。
もし、ケーブルテレビを解約してアンテナの設置をご検討されているようでしたら、ご相談にのりますので、当店 ”Czen Lighting 電工”(シゼン ライティング Denko)までお問い合わせください。
アンテナは経年劣化しますので、15年〜20年くらいで交換することになると思いますが、だいたい金額としてはアンテナの交換だけなら、
地デジアンテナもBSアンテナも約30,000円(税込)です。2つ同時に交換した場合、約55,000円です。
ケーブルテレビの利用料が例えば月額1,100円(税込)(私が住んでいる七尾ケーブルの利用料です)だとして、15年支払うと、
1,100円 × 12ヶ月 =13,200円(1年間)
13,200 × 15年 =198,000円
よって、
⚫︎地デジ・BSアンテナを15年利用した場合 = 約55,000円(税込)
⚫︎ケーブルテレビを15年利用した場合 = 198,000円(税込)(月額1,100円で計算)
15年経過した場合で考えるとかなりの金額差になるんですよね。
その差は、143,000円です。
ケーブルテレビで契約するにしても、アンテナを設置するにしても、両方メリットとデメリットがありますし、ご家庭の地域や事情によりケーブルテレビの方が良かったり、アンテナの方が良かったりというのがあると思います。
もしご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。